ミュンヘン到着

先程、ミュンヘンに無事到着し、空港ビル(Terminal 2)内にあるKempinskiホテルにチェックインした。成田からMilan経由でMunich入りしたが、成田新東京国際空港やAeroporto internazionale Milano-Malpensaでは、ビジネス/ファースト・クラス利用客用のラウンジで搭乗開始までの待ち時間を過ごすことができた為、軽食やアルコー ル類を含めて全て無料の飲食物と快適なソファのお陰で、まずまず退屈せずに済んだ。

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しかし、残念だった点も幾つかある。まず第一は飛行機。利用航空会社はAlitaliaを選択したのだが、こちらが意図せずして日本航空とのコー ド・シェア便を割り当てられてしまった為、実際には日航機でのフライトだった。Alitaliaを選んだ最大の理由は、ビジネス・クラスとしては比較的安 価な航空券を入手し易いということに尽きるが、昨年の経験では、座席の背もたれをほぼフル・フラットになるまで倒すことができたり、機内食も本物のテーブ ル・ウェアにレストラン形式で本格的なイタリア料理をサーブしてくれる等、コスト・パフォーマンスが高いと評価できたことも、選択理由であった。妻にとっ ては、客室乗務員の多くがイタリア人の渋い親爺であったことも、嬉しいポイントだったらしい。ところが、日航のジャンボ機ときたら、リクライニング・シー トは130度程度にしかならないし、機内食も学校給食の如きトレーに乗せられた、エコノミー・クラスと大差ないものが配られただけだし、客室乗務員も殆ど が日本人女性だし、何だが詐欺に遭ったような気分にさせられたものだ。

第二に、インターネット環境。成田のラウンジでは、無線LANに無料で接続できたので、オヤヂのポケットPC(数年前に購入した、OSにLinux が採用されているSharpのZaurusだ)をネット接続し、ブログを更新することも可能だった。しかし、欧州入りしてしまうと、Milanや Munichの空港内では、無線LANは全て有料サービス。今夜の宿泊ホテルでは無線LAN環境すら無いので、妻のVAIOを有線接続して本稿を執筆中だ が、一泊分の接続で22ユーロなりの超高額サービスだ。利用部屋の宿泊料金は、正規だと405ユーロもするらしいが、ネット予約での割引料金適応で99 ユーロしか払っていないことを考えると、ネット接続を可能にすることが如何に贅沢なのかが窺い知れよう。

何はともあれ、出発2時間前になっても、旅行の準備が全くできていなかったオヤヂが、こうしてミュンヘンにいられるのは奇跡に近いことなので、まずは良しとしよう。明日は、空港でレンタカーを借り、ミュンヘン市内に向かう予定だ。

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