フィンランドへ到着

当ブログの更新をだいぶ長期間サボってしまっていたが、昨日から、オヤヂはHelsinki, Finlandに来ている。今日は更に北部のLapland迄移動し、明日からは正味4日間余りのAudi Driving Experience Situation 6 (ADE S6)に参加する為である。ADEには、国内開催のS5(冬季氷上トレーニング[1日間])までは参加したことがあるが、国外開催のS6への参加は今回が初めてだ。

今回は、貧乏人らしく素直にエコノミークラスの座席(機体はAirbus A330)でフィンランドまで飛んできたが、予想通りかなり後悔した。とにかく狭いのが厭だ!自分のいる空間がこれ程前後左右の人々に影響を受ける乗り物は、他に無いのではないか? 列車もかなり状況は似ているが、列車の場合は一般的に、座席以外の他人との「共有空間」がもっと広いし、最悪、途中下車が可能だが、欧州や米国に飛ぶ航空旅客機の場合は無論途中下車は叶わない。

特に、後席の人がテーブルを使う度にオヤヂの背凭れが振動し、隣席の人が身動きする度に肩や脚が触れ合い、前席があるのでオヤヂの長い(?)脚を伸ばすことは不能だ。結果として、始終周囲から小突き回されて、殆ど眠れなかった(眠気は感じていたのに)。 おまけに、機内食の量が少な過ぎた。育ち盛りのメタボなお腹を抱えるオヤヂには、小鳥の餌の如き少量の食事では全然足りなかったので、5ユーロも払ってポテトチップスやサラミソーセージを購入し、(無料の)ビール(の炭酸ガス)でお腹を膨らませるしかなかった。

それでも、凡そ10時間掛けてHelsinkiに到着すると、そこは勿論、日本とは別世界。空港に於ける午後3時の気温が、摂氏-3度だったから、夜はもっと冷えたに違いない。夕食を食べにホテルから外に出て通りを歩くと、直ぐに顔が痛くなった。明日からは毎日トナカイの肉料理三昧だという噂なので、昨夜の夕食は生ハムとピザにしてみた。欧州に来ていつも感ずるのは、普通の店で何気なく出されるハムやソーセージが、きちんと肉の香りと味がして美味しいということ。羨ましいなぁ。

ところで、Helsinkiの街の通りを歩き始めてまずオヤヂが驚いたのは、ジモピーの歩行速度の高さだ。老若男女を問わず、皆ホントに驚愕の速さで歩いている。折角のLowaの靴も威力を発揮せず、オヤヂの場合は凍結した道で滑って転倒するのを恐れて「ヨチヨチ歩き」になってしまうのに対して、普通のビジネスシューズやハイヒールに見える靴でも、ジモピーはスタスタと歩き、坂道や曲がり角でも全く減速無しなのだ。これは恰も、オヤヂがスタッドレスタイヤを装着した乗用車で凍結路面を怖々走っていると、夏用タイヤ装着車が猛スピードで追い抜いて行き、カーブでもドリフトすらせずに軽々と走り抜けて行ってしまった、という状況に等しい。フィンランド人には、優秀なレーシング・ドライバーやラリー・ドライバーが多いが、実は彼らは歩くことからして上手なのか?

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