ステアリング・ホイール本革巻化 (NCEC Roadster)

オヤヂのMazda Roadster (NCEC) は、ベースグレードなので、装備は言わば必要最低限のもので賄われている。当初から、どうせサーキット走行用の部品を増設したり、既存の部品をそれ用に交換したりする予定だったので、寧ろ必要最低限の装備の方が、無駄が無くてよいだろうという発想だった。実際それは誤りではなかったと思ってはいるが、steering wheelのグリップが、細くて華奢なウレタン製なのは、どうにも戴けない。そこで、またまたDIYで本革巻化することにした。

勿論、諸兄が行なっているように、MOMO SrlやNARDIといったイタリア製の社外品に交換する手もある。その方がデザイン性や機能性に優れた面があることも確かだ。反面、エアバッグの装着が不能になるので、安全面に一抹の不安を抱かざるを得なくなるし、任意自動車保険の契約条件上も不利になってしまう(貧乏なオヤヂにはこれも結構重要)。第一、オヤヂの場合は、マツダ純正ステアリング・ホイールのデザインに特に不満がある訳ではない:単に、グリップがウレタンなのが厭なだけだ。ということで、純正urethane steering wheelに革巻作業を施すことにしたのだ。

いつものようにネット検索すると、フォーナイン (9999) という会社が、ステアリング・ホイールの革巻加工を取り扱っていることが判った。その会社に依頼すれば、3万円の基本料金で革巻加工をしてくれる上に、追加料金を支払えば”どんな加工でも”してくれるらしい。一方、フォーナインはDIYキットの販売もしていて、こちらは送料込みで1万1千円だが、自分で2時間程度の取り付け作業をしなければならないのは勿論、仕上がり具合に満足できる保証は無い。しかし、とにかく自分でやれば、基本料金で約2万円が節約できる計算になるというのは、貧乏なオヤヂには抗い難い魅力だったので、畢竟DIYキットの注文に踏み切った。

実を言うと、問題は他にもあった。最大の問題は、NCEC Roadster専用のDIYキットが製造されていない、ということだった。先代のNB用ならあるのだが、現行NC型ではステアリング・ホイールのデザインが大幅に変更された為、全く合いそうもない。で、写真と実物(自分のRoadster)を真剣に見比べまくった末に、オヤヂが選んだのは、Mazdaの先代Atenza用キット (MA/002) だった。もうひとつの問題は、革の「表面加工 (平滑・エンボス/ディンプル・カーボン調など)」と「色」の組み合わせだ。散々迷った挙句、「黒のディンプル+黄の平滑」のツートーンにした。キットの実物を見て購入するわけではないので、型番といい色や材質といい、通販製品の購入は大きな冒険だったが、オヤヂは結果を何となく楽観視していた。そして、オヤヂの勘は正しかった。

本革巻ステアリング・ホイール 昨晩 (注文翌日)、DIY革巻キットが宅急便で届いたので、今朝早速装着作業を施行した。先日、スポーク部の塗装の為にステアリング・ホイール脱着作業の経験があるので、今回は躊躇なく迅速に作業を行えた。結果はご覧の通り。革のフィット感といい、革の厚みの分僅かに太目になったグリップの握り心地といい、純正品かと見紛うばかりの出来栄えだ。オヤヂ大満足! 😆 Steering wheelの着脱作業さえできれば、革巻作業は非常に簡単だし、色や材質のバリエイションも豊富だし、誰にでも自信を持ってお勧めできる逸品だとオヤヂは思う。

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