Lamborghini Gallardo LP570-4 Superleggera

本日は、富士スピードウェイ(FSW)で行われたLamborghini Gallardo LP570-4 Superleggeraの試乗会に、こだまさんを誘って参加してきた。こだまさんは、Aston Martin V12 Vantageとの比較検討購入(!)の為なので、サーキットに向う中央道から既に気合が入っており、雨の中をぬぅふぁくわぁ~km/h以上で疾走する こだまさんのAudi A6 allroad quattroには、オヤヂのGallardo LP560-4でも付いて行くのは至難の業だった。 😯


予定よりもずっと早く、あっという間にFSWの駐車場に着くと、そこには当然ながら沢山のLamborghiniが駐っていた。特に、先代のGallardo Superleggera (しかもオヤヂのLP560-4と同じGiallo Midas [イエロー・パール]の) が多数目に付いた。先代のSuperleggeraは、カタログ・カラーがガンメタだった為か、実車もガンメタを見掛ける事が多かったが、今日は何故か黄色が多かった。


(株)HERSの綺麗なお嬢さん方のいる受付で名前の登録等を済ませ、Automobili Lamborghini S.p.A. 及び(株)Automobili Lamborghini Japanから新型Gallardo LP570-4 Superlaggeraのプレゼンを受け、buffet形式のイタリア料理で昼食を摂った後は、走行前説明/注意を聞いた。先導車のドライバーとして、イタリア本社のテスト・ドライバを勤めるMaxが、わざわざこの日の為に来日してくれた。彼とは昨年、オヤヂが本国のドライビング・レッスンを受講した際に面識があり、凡そ1年振りに再会して話せたのは嬉しかった。因みに、写真にMaxと一緒に写っている女性はイタリア語の通訳で、男性はAudi Driving Experience (ADE) のインストラクタ・マスターとしてもお馴染み、(株)HERSの代表の田部雅彦氏である。

我々一般ユーザ(購入検討者)の試乗枠は午後に設けてあり、午前中は所謂モータージャーナリスト達の試乗会だった。すると、同名のTV番組もあった某誌のレポーターが、お尻を振ってガードレールにぶつけ、リアバンパーを破損(1台目);その直後に、今度は自動車の動力源の名を冠した某誌のレポーターが、フロントからガードレールに激突して救急車で運ばれる事故(2台目)を起こし(フルオプションで3500万円の稀少車が廃車だ!)てしまったので、雨天という悪条件の中、充分慎重な運転をするように、とMaxが口を酸っぱくして注意をしていた。 モータージャーナリストと称する人々には、文章はその気にさせる内容を書けても、運転は下手糞な人が多いという噂は聞いていたが、それが単に噂ではないことがいみじくも判ってしまったのは遺憾である。



当初4台あったLP570-4 Superleggeraは、モータージャーナリストの不注意のせいで2台に減り、代わりに急遽LP560-4(”ノーマル”車両)が2台駆り出されて、我々は両車を乗り比べるという内容に変更となった。先導車は、Gallardoの限定生産2輪駆動バージョンであるLP550-2 Valentino Balboniだ。先導者のドライバーを務めるMax自らが、我々のドライビング・ポジションを確認して回ってくれたのには感動。また、先導車の助手席や、ピットレーンの誘導係員には、ADEでお馴染みの方々の顔が見えて、非常に心強かった。

そしていよいよ、Maxの駆るLP550-2 VBの後ろについて、コースイン!走り出して直ぐに判ったのは、LP570-4 Superleggeraは、LP560-4の単なる軽量化版でもなければ、10馬力アップの高出力版というだけでもない、現在のスーパー・スポーツカーとしての最高峰の素晴らしいクルマだということだ。結構アンダーステアが強いLP560-4に比べると、LP570-4 Superleggeraはニュートラルステアなので、100Rも苦もなく旋回して行けるし、エンジンも軽々回り、しかもブレーキ(試乗車は、オプションのカーボンセラミック・ブレーキを装着)のタッチも一級品! ばねレートを20%上げて固められたというサスペンションも、ダンパーの効きが絶妙で、寧ろしっとりしなやかになり、乗り心地が向上した感じすら受けた。Porsche 997 GT3 RSの乗り心地に似ていたと言ってもいい。LP570-4 Superleggeraは、LP560-4がAudi R8 5.2 FSI quattroに比べて劣っていた欠点を全て是正し、おまけに超軽量になった、ということで、向かうところ敵無しという印象だ。悔しいけれど、Lamborghini Gallardoは、この2年の間に(外観の変化やカタログ記載内容だけでは判らない)恐ろしい程の進化を遂げていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です