長崎富士ぃはぁ~、今日もぉ~、雨ぇだぁったぁ~(古い?)

以前からの予定通り、オヤヂは本日、富士スピードウェイ (FSW) にLamborghini Gallardo LP560-4でスポーツ走行に行って来た。先日装着した、Aim MXL Pista (データロガー) のテストをする為である。しかし、FSWは生憎の雨。途中の高速道路では晴れて道が乾いている部分もあったので、淡い期待を抱きつつ午前9時過ぎにサーキットに到着してみると、そこは先日の試乗会で自動車雑誌のレポーター諸氏が2台のGallardo LP570-4 Superleggeraをクラッシュさせた時と殆ど変わらない、本降りの雨で路面が光り輝いている状態だった。

大いにヤル気を削がれながらも、ガレージ (ピット) を借りて車を駐める。ステアリング・カラム (メーター・パネル前) にワンタッチで装着できる、ロガー兼デジタル液晶パネルを取り付け、ケーブル類を接続したり、タイヤ (ホイール) の取り付けボルトの締め付けを再確認して、レーシング・スーツに着替えたら準備完了。定石通り、タイヤの空気圧を高目にするかどうかかなり迷ったが、どうせ速度を上げる積りは無いので、通常通り、やや低目の空気圧(冷間でF: 220 kPa, R: 230 kPa)で走行を開始することにした。

やや小降りになった雨の中、午前10時に走行開始。やはり雨天の平日なだけに、走行台数は極めて少なく、全部で5台か? 最後尾から、前の車とかなり間隔を空けて、アウトラップ (1周目) をゆっくりと周る。100Rではフロントが逃げて(滑って) いつもよりアンダー・ステアが助長されている気がしたが、コース上には極端に水が溜まっているような箇所は無いことを確認しつつ、ホーム・ストレートに戻って来たら、取り敢えずはエンジン全開。7千回転から黄色のLEDが光り始め、8千回転まで徐々に赤色LEDも加わって、激しく点滅するシフト・インジケータを頼もしく思いながら、3→4→5→6速ギアへとシフト・アップ。最終コーナーの立ち上がりが極端に低速で、アクセル・オンのタイミングも遅らせ気味なので、今日の最高速は250 km/h止まりだ。そして、250 m看板手前で一度、軽くブレーキ・ペダルを踏んでみて、ブレーキ・ロータの水滴を払いのけておく。これは先日の試乗会で、イタリア本国のLamborghini S.p.A.から派遣されて来たMaxがやっていたので、オヤヂも真似することにしたのだ。続いて、フル・ブレーキングしながら2速ギア迄シフト・ダウン。おお、ちゃんと止まるじゃん!

ゆっくりと1コーナーから2コーナーを曲がって、下りの直線でフル加速。4速までシフト・アップして、コカコーラ・コーナー手前で軽くブレーキを掛けながら3速にシフトダウンして緩叙にステアリングを左に切り始める。…と、ヒョェーッ、4輪とも滑ってクルマがアウトに流れたヨ! アイス・スケートをする時と似たこの感覚、100 km/hを超える速度のクルマで味わうと、思わずケツの穴 (肛門) がキュッと締まるネ (下品な表現で失礼)。いくらADVAN Neova AD08といえども冷えていてはグリップしない、というか、明らかにaqua-(/hydro-)planingで横滑りだな。やはり、空気圧を上げてタイヤ中央部を盛り上げ気味にし、排水性を高めておくべきだったかなと、今更ながら少々後悔するオヤヂ。けれども、流石は四輪駆動のLamborghini Gallardo LP560-4だ。姿勢を乱すことなく、何事も無かったようにそのままスッと立ち上がり、100Rへ。

急なステアリング操作はしないように気を付け、ガス・ペダルの踏み具合にも細心の注意を払いながら右旋回を続けた後、ブレーキを掛けて2速へシフトダウンしたら、左ヘアピンだ。ここも充分に速度を落とした侭でクリアして立ち上がり、加速しながら300Rへ突入。しかし、すっかりビビリ気味のオヤヂは、とても全開走行はできない。ドライ・コンディションならば、ダンロップ・コーナー (シケイン) 手前で200 km/hを軽く超える筈だが、本日は180 km/h止まりだ。それでも、軽い下り坂のためか、フル・ブレーキングするとABSが作動し、クルマは無駄に滑走する形で、オーバーランしそうになる。危ない、アブナイ。

ここからあとの最終セクションは、オヤヂは特に下手糞なので、運転は益々慎重にせざるを得ない。それでも案の定、ネッツ改めプリウス・コーナーを抜けた立ち上がりでリアがズルッと滑って一瞬ヒヤッとするが、最終 (パナソニック) コーナーをおっかなびっくり立ち上がり、再びホームストレートに。ここで漸く、少しリラックスしながら、エンジン全開でコントロール・ラインを通過。あれ? 変だなぁ、ロガーの液晶パネルに、ラップ・タイムが表示されないぞ? 磁気センサを車体底面裏に取り付けて貰っているので、ラップ・タイムを計測できる筈なんだけれど…。そのまま、2周、3周、…、と周回を重ねても、状況は変わらない。20分程連続走行した時点で、一度ピット・インして、タイヤの空気圧 (全輪265-270 kPaになっていた) 確認の序でに配線の接続と画面表示の設定を点検し、再び走行してみたが、状況は同じだった。Porscheのスポーツ・クロノグラフと同じように、Gallardo LP560-4 (やAudi RS4) のオンボード・コンピュータにも、ステアリング・カラム脇のレバーで操作可能なストップ・ウォッチ機能が付いているが、ロガーの液晶パネルで、車体のメーター・パネルは隠れて見えないので、仕方なくコントロール・ライン上に架かるアーチに表示される走行経過時間で、凡そのラップ・タイムを暗算していた: 2分10秒-15秒で周っていたようだ。そんなこんなで、40分枠の走行時間は終了。途中で数分間の休憩は挟んだが、何とか無事に走り終えることができた。

しかし畢竟、ラップ・タイムが計測できないのは困るので、スポーツ走行は1本で終了し (いつものことだが)、帰路に (有) Brightningに寄って点検をして貰った。その結果、磁気センサの機能不全が判明し、交換を受けることになった次第である。

ロガーに記録されたデータは、点検を受けた序でに嶋崎さんと一緒にざっと確認したが、車速、エンジン回転数、ギア・ポジションは勿論のこと、ブレーキ圧や各車輪のロック (スリップ) 率、そしてステアリングの舵角/操舵速度、等々もきちんと記録されていることが判ったので、今後は、運転の先生とのデータ比較解析を通して、或いは自分自身の進歩 (もしあれば) の証として、かなり有効に利用できそうだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です