Adenau Circuit Support in FSW (Gallardo LP560-4)

本日は、(有) アデナゥの社長兼現役GTドライバの密山さんとメカニックの相川さんとに、富士スピードウェイ (FSW) まで出張して戴き、サーキット・サポートを受けた。走行車両は、Lamborghini Gallardo LP560-4である(Porsche 911 GT3 RSは、修理は既に完了しているのだが、オヤヂが引き取りに行っていないので、未だAdenauに入院中だ[汗])。

これまでオヤヂは、Gallardo LP560-4では我流でFSWを走っていただけで、誰かに走り方を教えて貰ったり、基準タイムを出して貰ったりしたことはなかったので、果たしてオヤヂのGallardo LP560-4の実力がどうなのかは、非常に気になるところだった。そこで、まずは密山さんに乗って戴き、車両の評価及び基準タイムの設定をして戴くことにした。関東ではまだまだ猛暑日が続き、本日のFSWの公式発表気温も摂氏30度という酷暑だったので、好タイムを狙うのには適さない”悪条件”だったが、密山さんはあっさりと1分55秒台をマーク! 「コーナーでシッカリと向きが変わり切る前に(スロットルを開けて)トラクションを掛け始めてしまうと、前輪にも駆動力が発生する四輪駆動なだけに、パワー・アンダーステア傾向が強くなってしまう欠点はあるものの、車体の剛性が高くて安定した走りができるし、(エンジン・パワーがあって)とにかく速いです!」という高評価を戴いた。

但し、Brembo社製のHTC64Tという、DOT5.1規格相当のブレーキ液を入れてあったのにも拘らず、密山さんの走行中にブレーキにヴェイパーロック (vapor lock) が起きたようで、ブレーキ・ペダルの踏み応えが”スカスカ”になってしまったということだったので、次にオヤヂが走行する前に、急遽ブレーキ液交換をして貰うことになった。アデナゥのメカニックの相川さんが、カンカンに焼けたローターやキャリパーでの火傷の恐れも省みず、果敢にブレーキ液交換(新規に注入したのはENDLESS RF-650)に挑んでくださったのには恐れ入ったし、本当に有難かった。しかも、40分弱という限られた時間しかないのに、一輪ずつジャッキアップしてタイヤを外し、キャリパーにブリーダのホースを繋いでブレーキ液を抜き、etc.…、という作業を根気良く且つ手際良くこなす姿には、胸を打たれた。

そんな相川さんのプロフェッショナルそのものの作業の甲斐あって、無事に復活したGallardo LP560-4に乗り込み、今度はオヤヂがタイムアタック開始。オンボード・コンピュータの外気温計は摂氏40度を超える表示になっていたので、エアコンを切っているのに窓を閉め切ってある室内温は50度近くにまで上がっていたのではないかと思いたくなる程の暑さの中、オヤヂも頑張って走ったのだが、ラップ・タイムは密山さんのそれに遠く及ばず、1分58秒台で終わってしまった。ブレーキに関しては、交換したENDLESSのブレーキ液が良かったのか、適度にクーリング・ラップを挟みながら走行したのが奏功したのかは不明なれど、ノン・トラブルだったし、タイヤのYOKOHAMA ADVAN Neova AD08についても、グリップの限界まで攻めたという感触ではなく、一応は未だ余裕を残した走行だった(ESPもオンの侭だったし)。しかし、普通のラジアル・タイヤで、この暑い時期にこのタイムは立派ですよ、と密山さんには慰めの言葉を掛けて戴いた上で、ロガーのデータ解析に入った。すると、各コーナーの進入まではまずまずだが、立ち上がりでオヤヂは我慢しきれずに、向きが変わり切る前にスロットルを開け始めてしまっているため、アンダーステアが出て(=トラクションが横に逃げてしまって)加速が鈍り、結果としてタイムロスをしている、というのが明らかだった(1コーナーや最終コーナー)のと、100Rは相変わらず踏めていない(もっと奥迄加速を続けてからブレーキング!)し、300Rもビビッている(後半で一瞬スロットルを戻している)のも判った。が、以前よりも最終セクションは巧く走れているかなぁ…、という感じだった。

そして折角後程、オヤヂの自前のデータ・ロガーでより詳しくデータ解析をしようと思っていたのに、オヤヂの誤操作で、PCにデータがダウンロードできていないのにロガー本体のメモリーをクリアしてしまい、貴重なデータを失ってしまった 😥 。なので、近いうちにまたサポートお願いしますね、密山さん!

尚、本日はトヨタのイベント開催日だったようで、FSWには沢山のトヨタ車が集結しており、隣のピットにはル・マン24時間レースを走ったというLFAも駐まっていた。

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