Caterham Super 7

本日のオヤヂは、FSWのジムカーナ場へ出向き、Caterham Super 7のDriving Experience (運転講習) を受講してきた。例によって、こだまさんと一緒だったし、こだまさんのご近所にお住まいで、ADE (Audi Driving Experience) で頻繁にご一緒させて戴いているY野さんも参加なさった。

レッスンの趣旨は単純明快:ステアリング+スロットル操作でクルマを自在にコントロールする醍醐味を味わおう! というもの。使用車両は、ベースグレードのRoadsport 200。この車は、88 kW (120 ps) / 6,000 rpmを発生するフォード製1.6 L Sigmaエンジンを搭載している。1.6 Lで120psというと、小型廉価ファミリーカーのエンジンスペックだが、それもその筈、Ford Fiesta等に搭載されているものと基本的には同じエンジンらしい。

しかし侮るなかれ、Caterham Super 7 Roadsprot 200は、車両重量が僅かに550 kg (!) であるため、例えばMazda NC Roadsterの如く1 t 少々の車に換算すると、240 psのエンジンを搭載しているのと同じ計算になるので、馬力-重量比は充分である、と容易に想像ができる。しかも、計算上同じ馬力重量比を持つ、重くて高出力の車と、軽くて低出力の車とを比較した場合、一般的には後者の方が、総合的な運動性能では勝ることが多い。なぜなら、自動車だって物理の法則に則って運動するのだから、軽い車両(物体)の方が、少ないエネルギーで効率良く運動できるからだ。

実際、Caterham Super 7の運動性能は素晴らしかった。流石に、Lamborghini Gallardo LP560-4やPorsche 911 GT3 RSの如き圧倒的なパワーを感ずる訳ではないが、非力である筈のエンジンがここまで力強く感じられるのか!と驚かずにはいられない程度には、充分にパワフルな加速感を味わうことができたし、ステアリングの操作に呼応して、ヒラリ、ヒラリと自在に向きを変えることができる上に、ブレーキ操作やスロットル操作を加えて前後荷重を変化させた上でステアリングを切ると、いとも簡単にオーバーステアも(アンダーステアも)自在に作り出すことができたし、ドリフトモードにも移行できた。いや、正直に書けば、「自在にクルマの向きを変えられる筈だった」だけで、オヤヂはそこまで上手にはコントロールし切れなかったが、クルマの挙動(の変化)が判り易いという点で、特筆すべき車両だということは感ずることができた。車重が軽く、適度にバランスが取れていて、サスペンションの動きも良好なクルマというのは、かくも素直なハンドリングを手に入れられるし、クルマを操る楽しさをかくも簡単に味わわせてくれるものなのだ、というのを痛感させられた。※ 普段のADEで拝見するジェントルなY野さんからは想像し難い、彼の大胆なアクセルワークが印象的だった。 :mrgreen:

今回のドラトレの講師を務めてくださった大井 貴之 氏は、ドリフトもアクセル・ターンも思うが侭で、自由自在にクルマを操っていたなぁ…。ホンのチョットでいいから、いつかはあんな風に運転できる”気配”くらい身に着けたいものだ。その為には、オヤヂはもっと修行に励まんと!

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