自転車通勤再開

数年前、オヤヂは以前の職場迄、自宅から10km足らずの道のりを、自転車で通勤していた。しかし、ある朝の出勤途中、自分の不注意から道路脇の縁石に激突、後輪が跳ね上がって倒立した形の自転車から落下し、頭から真っ逆さまに地面に叩き付けられたオヤヂは、胸椎圧迫骨折と右手の中指と薬指の骨折という重傷を負ってしまった。数週間の安静臥床を強いられ、身長が2cmも縮んでしまった上に、未だに背部痛に苦しんでいるオヤヂは、その事故以来、自転車に乗ることは避けてきた。

ところで、東北関東大震災の影響で、関東地方ではガソリンの品薄状態が続き、オヤヂの保有する3台の乗用車のガソリンタンクは既にほぼ空なため、自動車通勤は事実上不可能である。そこで、電車通勤を強いられることになるのだが、これも震災の影響である計画停電騒ぎのお陰で、列車のダイヤが滅茶苦茶で、通勤所要時間が読み難くなってしまっている。元来、オヤヂの現在の職場と自宅とは、乗用車ならほぼ一直線の道路を走って3、40分で通えるところを、電車だと四角形の三辺を通って大回りする形になるので、所要時間は驚きの2時間である。その上、計画停電でダイヤが乱れているせいで、もっと掛かる可能性が高い。然してオヤヂは、数年間封印してきた自転車通勤を再開するという、一大決心をするに至った。

乗用車では殆ど意識することはないが、実はかなり起伏に富んだ、片道約23kmの道のりを自転車で往復するのは、50歳を目前にした老体にはかなりきつい。計算上、平均時速20kmで走行すれば、片道の所要時間は凡そ1時間ということになるが、先日通勤を始めた当初は、たっぷり1時間半掛かってしまった。オマケに、まだまだ寒いのに、汗だくな上にへとへとに疲れ切ってしまい、出勤後にシャワーを浴びて一服してしまうと、仕事を始める為には気力を振り絞らねばならなかったし、夕方には、家に帰る気にもなり難いようなありさまだった。それから数日経った今では、死ぬ気で走れば、片道の通勤所要時間は1時間10分を切れるようにはなったが…。当面、1時間切り(と体重5kg減)を目標にしてみるとしよう。しかし、食欲が昂進して、体重は目下増加傾向である(汁)。

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