Arvidsjaur, Sweden 1日目(ADE on ICE PRO)

朝未だ暗いうち(6:30 AM)にホテルを出て、Audi一色と言ってもいいMünchen空港を後にした。欧州は3月25日(日曜日)から夏時間に切り替わったらしく、1日が1時間早く始まるようになったので、午前6時半は未だ薄暗いのだ。向う先は、Arvidsjaur, Sweden (途中Hannover, Deutschlandで飛行機乗継)である。

合計3時間半程飛行機に乗った後、Arvidsjaurに着いてみると、驚いたことに雨が降っていた! 今年の始めにY氏と女神湖に行った際には、これ以上は望めないという程の絶好のコンディションだったので、オヤヂはこれは幸先イイぞぉ!と思っていたのに、それ以降、天候に恵まれていないなぁ…(泣)。

空港のロビーで、オヤヂと同じ飛行機に乗ってやって来た2m近い身長の大男達(勿論全員ドイツ人)と一緒に、ちょっとTommy Lee Jones似のインストラクタJan Beckerの許に集合し、ホテルに向った。因みに、同じ飛行機にはAMG/Mercedesのドラトレの一行も乗っていて、小さなArvidsjaur空港のロビーは、大盛況だった。

1時間程マイクロバスに揺られてホテル(Hotel Silverhatten)に着くと、荷物をフロントに預けただけでチェックインもせずに、直ぐに氷上サーキット(凍結湖面に作られた運転練習用道路)に出掛けた。本来の予定では、今日は夜に集合して座学と歓迎パーティが催されるだけの筈だったのだが、天候不順(季節ハズレの降雨)でコースコンディションがどんどん悪化しつつあり、季節ハズレの気温の上昇(氷点下が当たり前の地域なのに、本日は+7℃で明日以降も同じ見込み!)も相俟って、明日以降は走行可能かどうかすら怪しい、というとんでもない異常事態なので、急遽予定を変更して、夕暮れ迄の3時間足らずを走行練習に充てることになったのである。

オヤヂは、一番年配(62歳)で一番英語が達者(インストラクタを除いて)なChrisと組んで走行した。事前の警告通り、氷上サーキットのコース全域に渡って水が溜まっていて、氷上というより川内走行という雰囲気であり、アクア(ハイドロ)プレーニングと戦いながら、何か期待していた低μ路走行と違うよね、と2人で文句を言いつつ、それでもクルマ(タイヤ)を意識的に滑らせてコントロールする練習を繰り返した。ドイツ人達は、オヤヂの予想通り皆とても氷上走行が上手で、とにかく速い! オヤヂのパートナーのChrisも、Porsche Carrera Cupのビギナーズ・クラスに参戦しているというだけあって、運転操作が実にスムーズだし、やっぱり速い! 日本のADEの常連さんのなかでもトップクラスと肩を並べられるナ。オヤヂは、日本のADEの劣等生なのに、ヤバイ連中の中に紛れ込んでしまったもんだぜィ(汁)。それでも、Chrisにアドバイスを貰いながらもがき苦しんでいるうちに、2時間後には多少は速度を上げて半ドリフト/半グリップ走行が出来るようになった。何度かスピンは喫したが、トラクターのお世話にはならずに済んだし。一方、Chrisはふとした気の緩みからコースアウトし、一度トラクターのお世話になってしまったのは、オヤヂにとってはちょっと驚きだったが。

何はともあれ、慌しく1日目の短時間走行練習は無事終了。

Arvidsjaur, Sweden 1日目(ADE on ICE PRO)」への2件のフィードバック

  1. おお、スウェーデンでもヤンさんがインストラクターなのですね。とはいえ、せっかく北欧まで出かけてコンディションがウェットではご愁傷様というほかないですね。青空が見えているのが救いのような気もしますが。
    まあ、私はフィンランドはまあまあでしたが、女神湖は・・・・でしたから。(笑)

    ところで、エアベルリンってどうですか?

    1. Mackyさん、マイドです。

      そうなんですよ、最悪のコースコンディションで、本当に泣きたいくらいです。ヤンさんも、オレのせいじゃなしどうしようもないけど、ゴメンね、という感じで…。
      コースは、フィンランドと比べるとずっと小規模で、一応3コースは用意されているらしいですが、全部繋げると1周の所要時間は約10分、なんてことには絶対になりません。しかも、洪水で第3コースは使用不能だし、他の2コースも使えなくなるのは時間の問題、という感じです、トホホ。

      エアベルリンは、米国のDeltaやUAの国内線を想起させます: 座席の質とかサービスの質は最低限だけど安い、という感じで。発着時間は比較的正確なようですから、ドイツから他の欧州国に飛ぶ際の選択肢としては、アリじゃないですか?

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