Gran Turismo 5 Prologue

発売日から2日遅れて到着したグラン・ツーリスモ5 プロローグを、取り敢えずやり終えた。三菱ランサー・エボリューションIXや日産スカイライン(R34)GT-Rといった「車種指定」のタスクが幾つかあって、それら買いたくもない車を買った為に、本当に買いたいAudi R8Ferrari F430の購入が遅れたりもしたが、兎に角、購入当初にやることが可能なステージC〜Aのレースやタイムトライアルを全てやり終えた。

GT4では世界中の様々なサーキットを、数百種に及ぶ車で走ってみる、ということが可能だったが、GT5は未だ「プロローグ」というだけあって、ゲーム機能はかなり制限されており、登録されているサーキットは5つ(鈴鹿、富士、デイトナ、ロンドン市街路、アイガー)、選べる車種もほんの37台(メーカーはアウディ、アキュラ、アルファロメオ、シボレー、スズキ、スバル、ダイハツ、ダッヂ、TVR、日産、BMW、フェラーリ、フォード、フォルクスワーゲン、ホンダ、マツダ、三菱、メルセデス・ベンツ、ランチア、ルノー、レクサス、ロータス)に留まる。オヤヂは、鈴鹿や富士は、厭と言う程GT4でも走り込んでいるし、アイガーもGT5の無料体験版で充分経験済みなので、殆どのレースで比較的楽に優勝可能だったが、R34 GT-Rでの富士タイムトライアルや、アキュラNSXでの鈴鹿タイムトライアル、そしてロンドン市街路でのレースでは、準優勝が精一杯だった。

いずれにせよ、メーカー主催のワンメイク・レースの一部を除く、ステージC〜Aの全てのレースを終了すると、恰も何かのTV番組が終了したかの如く、エンディングテーマが流れたので、オヤヂはちょっとした達成感と、一抹の寂しさを覚えたのだった。ところが、実はGT5 Prologueはそれで終了ではなく、購入当初に出走可能な全てのステージを終了した者には、ボーナスとしてのスペシャル(S)ステージが用意されており、結局は再びゲームを続ける(やり始める)羽目になる、という仕組みであることが判った。

Sステージは流石にレベルがグッと上がり、簡単には優勝できないようになっている。しかし嬉しいのは、例えばFerrari F430に乗って、もう1台のF430と2台のAudi R8の計4台で、鈴鹿サーキットに於いてレースをする、というようなオヤヂ垂涎の設定だったりするのだ。R8やGT-Rは四輪駆動(ARD)だし、運転のコツさえ掴めばすごく乗り易いし速いのだが、F430は更に速い!MRDなのに限界性能が凄く高く、ブレーキもとんでもなく良く効くし、本当に乗り易い、まさしく夢のようなスーパーカーそのものであることが、良く解かった。しかもエンジン音がとにかくイイ! GT-RやR8との決定的な差は、車重なのだろうか? どんなにエンジン出力が大きくても、重たいクルマは損なのだ、ということを改めて思い知らされた気がする。GT-Rの3倍、R8の1.5倍の値段だが、この超高性能(しかも大きさの割りに軽量な)スポーツ・カーなら、納得の価格だ。やっぱ、一度でいいからホンモノのF430で、実際に鈴鹿サーキットを走ってみたいなぁ。

因みに、F430を駆るオヤヂがR8と鈴鹿サーキットでレースをしているシーンを目撃した妻に、「そうとう腕を上げたねぇ!」と褒められて嬉しかった。スタビリティ・コントローラやトラクション・コントローラをオフにしてドリフト走行をしても、程々にクルマをコントロールできるようにはなってきているのが、傍目にも判るらしい。今なら、NSXでも嘗てオーナーズ・ミーティングで鈴鹿を走っていた頃より、ずっと上手に速く走る自身があるが、NSX-Rが6年前に盗まれてしまったのがつくづく残念である。

そういえば、GT5と同じ日に、Logicool社製G25 Racing Wheelも届いたので、早速これまでのGT Force Proに替えて装着してみた。GT Force Proと違って、PlaySeatsへの装着を最初から想定してある設計の為か、ステイ(ネジ)を留めるネジ穴がちゃんと切ってあって、PlaySeatsにしっかりと固定できた。しかし、シフト・ユニットやペダル・ユニットから伸びるケーブルの接続先がステアリング・ユニットなのだが、その接続インタフェースがステアリング・ユニット先端/側面ではなく、底面に用意されている為、ケーブルの着脱の際には必ずステアリング・ユニットをPlaySeatsのステアリング台座から外した上で、ひっくり返さねばならない。オヤヂはこれに気付かずに、ケーブル接続前にステアリング・ユニットを台座にネジ止めしてしまったので、ケーブル接続のために再度ユニットを脱着することになってしまい、余計な手間が掛かった。これは完全な設計ミスだと思う。

肝心のシフトレバーの使い勝手だが、6速マニュアルのシフトチェンジは、比較的カッチリ、しかも滑らかに、スコッ、スコッと心地好く決まる感じで、まずまずだ。しかし勿論、実車(特にオヤヂ好みの高級マニュアル車)に比べればずっと華奢で頼りない感じも否めないので、「比較的カッチリ」と「まずまず」という表現を使わざるを得ない。しかも、いつかはオヤヂの家に来るかもしれない左ハンドル仕様のマニュアル車の運転に備えて、運転席の右側にシフト・ユニットを取り付けたせいもあって、2速〜5速の間のシフトチェンジ操作は、頻繁に行なうと「2速から3速に入れた積りが5速に入ってしまった」というようなシフトミスも頻発してしまう。クラッチ・ペダルの操作に必要な踏力は適切でかなりリアルだと思う。要するに、それなりにホンモノっぽいシフトチェンジを楽しめるポテンシャルを秘めたシミュレイタだというのが、オヤヂの結論だが、この数日は、レースに勝つことが第一だったので、どのクルマでもギヤシフトは全てATに設定して走っており、折角のクラッチ付きマニュアルシフタ機能は全く使わず仕舞いだった。ま、左ハンドル仕様車が我家に届く迄に間に合うよう、焦らずにボチボチと使って行きまんがな。

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