今朝の出勤前、Mazda NCEC Roadsterに車載消火器を取り付けた。筑波サーキット(TC2000)のスポーツ走行規定で、レース用車両のカテゴリーで走行するためには、車載消火器の取り付けが義務付けられているからだ。オヤヂのMazda Roadsterは、厳密にいうとレース用車両ではない(何しろ、オヤヂはレースに出場する気はさらさら無い)のだが、筑波サーキットの走行用ライセンス(会員証)を取得する際に、一般車両でしか走行できない「ファミリー・ライセンス」ではなく、レース用車両でも走行可能な「筑波ライセンス」にしてしまった関係上、折角なら権利をきちんと行使したい、と考えたのだ。
消火器は、車室内(トランク内などではなく)に取り付けなければならないので、ツーシータで極めて車内の狭いRoadsterでは、取り付け場所は自ずと助手席足元に決まってしまう。そこでまず、消火器ホルダ(取付金具)固定用のボルトを挿す為の孔を、助手席足元に電動ドリルで開けた。シート・レールの固定用ボルトを留める孔の開いている辺りは、床面が袋型の二重構造になっているので、孔を開けても床から直ぐに水が浸入したりする心配は要らないし、車体床の鋼板は非常に薄いので、簡単に孔が開けられる。必要なのは、勇気のみだ。
孔を開けたところで、その侭では螺子留め不能だ。薄い鋼板に螺旋を切るのは不可能だし、前述の如く袋型の二重構造になっている為、一面からボルトを挿し込み、反対の面からナットで締め付けることも非常に困難だ(特殊なナットを用いれば不可能ではないが)。そこで登場するのが、エビナットだ。エビナットとは、左端の写真の如く、鍔の付いた金属の円筒の内面に螺旋が切ってあるもので、板に開いた孔に挿し込み、「ナッタ」と呼ばれる道具(左写真参照)でカシメて用いる。カシメ終わった金属筒の長さ分だけ螺旋が切られている形になるので、取り付けたい物を右図の如くボルト締めすることが可能になる訳だ。
実際に、オヤヂのMazda Roadsterの助手席足元床の孔に、左の写真の如く、エビナットをナッタでカシメた。そして、右の写真の如く、車載用消火器付属のホルダを、ボルト締めして固定した。こうして、下の写真の如く、バッチリと消火器取り付け完了。オヤヂ大満足。 😆
私は、助手席のセンターコンソールよりに
小さな斧とハサミのセットを取り付けています。
いざという時にシートベルトを切ったり、窓を割って脱出用に。
消火器はトランクに付けました。。。
室内の方がよかったのかなぁ。。助手席の席の下には
BMWはファーストエイドが入ってます。
ピンセットとか包帯とか。。。使いたくないけどね。
Audi RS4は、購入時の付属品にレスキューハンマーが含まれていたので、あゆみさんと同じ助手席センターコンソール脇に取り付けてありますが、そういえば、Mazda Roadsterには取り付けていないなぁ…。Audi Driving Academyの田部インストラクター・マイスターのお友達が昔、ラリーカーで谷底(の川か湖)に落ちた際、レスキューハンマーで窓ガラスを割って助かった、という話を伺ったのを思い出しました。
消火器を室内に取り付けたのは、筑波サーキット(TC)のライセンス講習会の際に、トランクに消火器が入っていても直ぐに取り出せないので駄目! と言われたからに過ぎません。しかも、TCの走行規定を満たす為だけに購入したものなので、内容量もたった1kgだし、どこまで実用的なのか不明です。サーキットには、そこらじゅうに消火器が設置してあるので、自分で持っていなくても大抵の場合は大丈夫でしょうけれども、問題は寧ろ一般道ですよね。でも、あまり容量の大きなものを装備していても、邪魔になるし…。
知人のGallardo Superleggeraは2回燃えたらしいので、小生も納車前から既にGallardo用にも消火器を購入済みですが、Audiには積んでいません。First Aid Kitも、ねぇ…。