原因は、水冷システムの冷却水リザーバが破損 し、冷却水が漏洩したことでCPUの冷却効果が落ち、温度が異常に上昇した為、安全機構が働いた、ということらしい。サーバの水冷システムには、ドイツの Alphacool社製の、AGB-Eheim 600 Stationという、リザーバ一体型のポンプを使用している。実は、このリザーバ（水槽）の破損は珍しいことではないらしく、リザーバの交換部品が売ら れているのに気が付いた。しかも、リザーバ自体の設計が若干変更されており、形と材質が新しくなって「Revision 2」と謳ってあったりする。うーん、本来なら補償を求めても良いような気もするが、超高額商品ではない（ポンプ+リザーバが11,180円程度、リザーバ 交換部品が4,780円）し、何しろ急いで復旧しないことには、我家の日常生活に支障を来たしかねないので、とにかくリザーバを緊急注文した。

昨日注文した部品が、今日の夕方には手元に届いた（早くて感激！）ので、早速リザーバを交換。冷却水を注入後、恐る恐るサーバを起動させてみると、無事に稼動することが確認できた。めでたしめでたし。最近は、サーバのデータ・バックアップをすっかり怠っているのだが、もしもリザーバ交換だけではサーバが復旧しなかった場合（例えば既にCPUが焼付いて しまった、等）、最悪のシナリオとしては、サーバ内のデータを失うことになるやも知れない、と昨晩妻に伝えたところ、激怒され、散々水冷サーバの悪口を言 われた。やはりこういうことがいつ起きるかわからないし、バックアップはマメにやっておくべきだと改めて思ったし、悔しいので、空冷の超高性能鯖を新規購 入する決意もした。

ところで、妻のブログに記載があった如く、先月分の電気購入額は１万円。それに対して、妻のブログには具体的な金額の記載が無かった電気売却額は４ 千円。即ち、差し引き６千円が、我家の電気代としての支払い金額ということになる。６千円を、「たかが」という副詞入りの文脈で用いるか、「されど」とい う接続詞に続けて用いるかは、個人の感覚により意見の分かれるところだろうが、オヤヂとしては６千円は充分安いと思っている。そして、今月に僅か数日間、 ６畳程度の広さの一部屋のエアコンをつけっぱなしにしていたところで、電気代の請求額が数千円も跳ね上がるなどとは、到底考え難い。詰まり、次回の電気代 も絶対に安いに決まっていると信じている。にも拘らず、電気代の雀の涙にも満たないであろう予想上昇額で血相を変えている妻に怯えて、さっさとエアコンを 切ってしまうオヤヂの気の小ささ加減には、自分ながら呆れ返ってしまうというものだ。（因みに、エアコンを切った本当の理由は、エネルギーの無駄を省くこ とで地球環境に配慮しているからに他ならない。 😎 ）

しかし、鯖に於いては事情が異なる。魚の鯖は直ぐに鮮度が落ちることから生き腐れとも評され、その扱いには注意が要るが、コンピュータの鯖（サーバ）も同様にデリケートで、温度・湿度管理には注意を要する。氷点下になるような極端な低温もいけないが、高温多湿の日本の夏は、鯖には大敵だ。特に、現在の我が家の鯖機能は、空冷ファンレス使用の鯖モドキが担っている為、室温上昇は筐体即ちマザーボード・演算装置・記憶媒体等の温度上昇に直結し易い。従って、（昨今の天候に鑑みるとやや遅めな程だが）昨晩は今年初めて、鯖設置／管理室のエアコンをつけっ放しにしておいた（勿論日中もなので、要するに 24時間完全空調だ）。

ところが、それが今朝、妻にバレて彼女の逆鱗に触れた。 😯 オヤヂとしてはべつに内緒にしておいた積もりも無いのだが、とにかく彼女の気持ちも理解に難くはない。何しろ、人間様はエアコン使用が許されずに不快指数 120％なのにも拘わらず、鯖モドキ如きが、24時間冷暖房完備の部屋で快適に過ごしている訳だから、怒りも込み上げて来ようというものだろう。しかし、鯖には冷気・人には熱気、の生活環境を改変する気は、オヤヂにはさらさら無い！ 😛