職場のメル鯖が腐った

オヤヂの職場には、一応LAN(言わずと知れたlocal area network)があって、サーバ専用機で、ネーム/ファイル/メール/ウェブ等の各種サーバを運営している。そして、職場の職員数は500人規模なので、職員用コンピュータ環境を管理するために、常識的にはSE(system engineer)を含む専門職員を擁した部署があってもよいと思うのだが、驚いたことに(?)、オヤヂの職場にはその手の部署は無い。それどころか、SEすら只の1人もいない。そして、サーバのセットアップをしたのは、何を隠そうこのオヤヂだし、管理をしているのも、詰まるところはオヤヂなのだ。その鯖の調子が、先日来悪くなった。メール・サーバに不具合が生じ、職場内メールの送受信が不能になったのだ。

実際には、送信のみは可能で、受信が不能だったのだが、いずれにせよどちらか一方だけが駄目でも、役に立たないのには変わりない。職場の鯖は、オヤヂの自宅の鯖と基本的には同一で、OSも各種アプリケイションも、オヤヂの自宅で試験運用済みのものを使っている。従って、自宅の鯖に特にトラブルが出ていない以上、職場の鯖も順調に稼動し続けてよい筈なのだ。それなのに、職場のIMAP/POP3サーバが働かなくなってしまったのは事実だ。抛っておいても、職場内では他に誰も不具合の原因究明すらしてくれないので、仕方無しに、オヤヂがあれこれと探りを入れる羽目になった。

けれども、オヤヂだって要するに素人だ。直ぐに判らなければ、あれこれやっても(偶然を除いて)判る筈が無い。IMAP/POP3サーバのソフトウェアを(ソースから構築して)再インストールしてみたりもしたのだが、事態の解決には至らなかった。システムのlogを開いてみても、素人には解読が困難で、畢竟原因は判らず仕舞いだった。だがそこで投げ出すわけにも行かず、デファクト・スタンダードではないIMAP/POP3サーバ・ソフトを、ネットの解説サイトを頼りにインストールし、最終的には何とかLAN用メール・システムの復旧に漕ぎ着けることができた。一応、バックアップ・サーバもあるので、直ぐにそちらに切り替えてごまかす事も出来たのだが、それでは根本的な解決にはならないからと、意地になってしまったのが拙かったかな。随分と無駄な時間を使った気がする。第一、自分の専門とは全く無関係な仕事をこんなにも熱心にやったところで、本職の給料に加えて似非SEとしての報酬も貰えるなんてことは、言うまでも無くある訳ないのであって、実に空しい。

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