Ferrari California恐るべし

凡そ半年振りにPlayStation 3を起動してみると、システム・ソフトウェア(OS)のアップグレードを促す警告画面が出たので、ダウンロードにかなりの時間を割いて、アップグレードを実施した。そして漸くGran Turismo 5 Prologue (GT5)を起動してみると、こちらもアップグレードが可能な旨のお知らせが表示されたので、再度非常に長時間を掛けてアップグレード版ソフトウェアをダウンロード+インストールし、今度こそGT5を起動。すると、見慣れない起動画面が…。

一瞬モーターホームかと思わせるような、大型トレーラーが3台現れ、コンテイナ(container)尾部のハッチが静々と開く。そして、コンテイナの中から出て来たのは、Ferrari California、Lotus Evora、そしてGT by Citroën (Concept Car)だ。GT by Citroënは、1億クレジット(クレジットを円[¥]と読み替えてもよい[?])もするので、オヤヂの所持金では買えなかった為、取り敢えず3千万クレジットのFerrari Californiaと、1千万クレジットのLotus Evoraを購入した。

Ferrari CalifroniaもLotus Evoraも、アルミニウム製の車体を持った4シーターであるところが共通だし、両者とも”Ferrari初”/”Lotus初”の点がぎっしり詰まったクルマである点も共通だ。CaliforniaはFerrari初のガソリン直噴V8エンジンをフロント・ミドに搭載し、電動開閉機構の屋根を備えたコンバーチブル。ツイン・クラッチ機構のセミ・オートマチック・トランスミッションもFerrari市販車初だ。それに対して、Lotus Evoraは、トヨタ製V6エンジンを真の(リア)ミド・シップとしながら、Lotus初の2+2のシート・レイアウトを持ち、内装も流石にLotusの14年振りの新作だけあって、近代的且つ豪華に纏めてある。

早速、両車に乗り込んで、鈴鹿サーキットと富士スピードウェイを走ってみた。その結果、Ferrari Californiaは恐ろしく速く、しかも驚異的に乗り易いクルマだということが判った。Ferrari F430よりも圧倒的に速いのにはマジで恐れ入った。特に、高を括っていたハンドリングが素晴らしく、あれ程素晴らしく感じられていたF430が霞んでしまうぐらい、文字通りon the rail感覚。しかも、フロントが逃げかけようが、リアが流れようが、滅多に破綻しないのだ。唯一、超クロースレイシオの7速トランスミッションのみ、慣れるまでギアの選択が難しいと感じたが、慣れればよいだけなので、問題にはならない。一方、Lotus Evoraは、ハンドリングは正しくLotus、といった感じで非の打ち所が無いが、Toyota製のエンジンは妙に重たくて全く回らず、結果的に、EliseやExigeの楽しさは全く感じられない、(オヤヂにとっては)詰まらないクルマだった。豪華なLotusが欲しいだけ(速さはどうでもいい)という風変わりなお客向けの、ファッション・カーだネ。

結論: Ferrari Californiaは、現実の世界で莫迦売れするだろう。

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