ADE@那須塩原

2008 Audi Driving Experience Situation 4 その1 栃木県那須塩原市にあるブリヂストン・プルービンググラウンドで開催された、Audi Driving Experience (ADE) Situation 4 (S4)に参加してきた。先回参加したSituation 3@栃木市には、オヤヂ独りで参加したのだが、今回は夫婦揃って参加することができた。今回の参加者(計14名)は、殆どが複数回のADE参加経験をお持ちの方々だったので、恰も同窓会の如き雰囲気だった。

オヤヂとしては、まあこういうのもありかな、と思う一方で、Audiの性能の素晴らしさを思う存分体験するという意味に於いては、Audiの新オーナー(購入者)とAudiの非オーナーが新規参加者としてどんどん増加し続けるような潮流が欲しい。カリキュラムの内容は、リピータにこそ意義深いと言い得るものも多いが、新規参加者にも悦びに満ちた驚きを以ってAudiの高次元の先進性を知って貰う好機でもあるのに、やや閉鎖的なクラブの雰囲気になっているのが、オヤヂには残念だ。けれども、例えば飛躍的に開催回数を増やすことで(相対的に)新規参加者に対する間口をドーンと広げる、なんてぇことは無理なんでござんしょうね、アウディ・ジャパンさん?

それはさておき、ADE S4は高密度+高難度のカリキュラムが満載で、オヤヂは何度参加しても運転技術が少しも向上していないことを改めて思い知らされ、しょげて帰ってくるのが常である。自尊心が傷付いて落ち込みはしても、向上心を刺激される点で逆説的に大変有意義な体験なのだが、今回も例に洩れず、オヤヂの技術的な進歩が認められないという言わずもがなな事実を妻にまで指摘され、反省を強いられてしまった。但し、今回のカリキュラムの中には、一種の参加特典のようなものが1つ含まれており、それは気持ちを明るくしてくれる体験だった。先頃日本にも導入・販売が開始されたTTS Coupéと、Audiの最高峰スポーツ・カーであるR8のそれぞれを自ら運転し、高速周回路を時速200kmで走行するという、他では許され得ない体験がそれだ。そして、生意気なことを言うようだが、TTSとR8をそれぞれ運転してみて、我家の選択購入車種が間違いではなかったことを確認できたこと、逆に言えばTTSやR8を選ばなくて良かったと思えたこと、がとても嬉しかった。

2008 Audi Driving Experience Situation 4 その2 TTS Coupéは、軽快でスポーティな走りを具現化させられる素晴らしいクルマではあったが、外見・内装・エンジンフィールの全てが「やんちゃ」な感じがして、オヤヂがAudiという会社/ブランドに対して抱く、クールで知的な固定観をわざと打破する方向に味付けされているようだった。そのやんちゃぶりが新鮮でイイという人が沢山居てもおかしくはないが、オヤヂは妻の買ったTT Coupé 2.0 TFSIの”洗練度”がとても気に入っている。言う迄もなく、妻も同意見だった。

一方、R8は安定感やステアリング・レスポンスの正確さは申し分なかったが、スーパーカーと呼ぶにはパワー不足な感じがしたし、先代のLamborghini Gallardoのe-gearと同一品(コンポーネントをそのまま共有)のトランスミッションであるR-tronicは、シフト・チェンジの際のショックが余りにも大きく、メカニズムとしての完成度の粗さが目立つ気がした。この点は、Gallardo LP560-4のe-gearは旧型に比べて間違いなく改善されており、だからこそオヤヂも購入を決意した経緯があるのを、本日乗ったR8は改めて思い出させてくれた訳だ。

それと、カリキュラム外の雑談中に、某チーフ・インストラクタから、NCEC RoadsterでのTC2000攻略のポイントを解説して戴いたのが、凄く参考になった(Audiのスクールで、Mazda Roadsterの走らせ方について教えを請うのは反則だが)。オヤヂの最も苦手な第1ヘアピンのブレーキング・旋回・立ち上がり、そしてそこからダンロップ・コーナーへの飛び込みに掛けての流れと、第2ヘアピンのブレーキング・旋回・立ち上がり、そうして最終コーナーのステアリング・ワーク及びブレーキングから立ち上がりに掛けての一連の流れ、などを丁寧に教えて戴き、自分の欠点が改めて確認できたのと、自分なりに練った改善策を裏打ちしたり修正したりすることもできたので、次回のTC2000の走行の際には、0.5秒のタイムアップが可能な筈だ。 😎

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