Audi S5 益々いいです!

今日は、Neuschwanstein城と、Lindau am Bodenseeを観光した。300km程度の走行だったと思う。昨日午後に引き続き、本日も雨模様だったが、少なくともAudi S5に乗っている限りは、雨は気にならない。Audi自慢のquattroと、ESP等のスタビリティ・コントローラのお陰で、抜群の安定感で雨のワイン ディング・ロードやAutobahnを疾走できる。neuschwanstein.jpg 右手でのシフトレバー操作は、ドイツに来て車を運転しだしてから4日目の今日になっても、未だに少し違 和感があってぎこちないので、追い越し加速の際のシフト・ダウン等では”ダブル・クラッチ”モドキのガス・ペダルのブリッピングを行う余裕は無く、殆ど常 にクラッチさん(そして愛しのS5よ)ごめんなさい状態になってしまうのが反省点ではあるが。

昨日は、初めてS5のステアリング・ホイールを握り、唯々嬉しいばかりで、S5を詳細に観察する心のゆとりを失っていたので、今日になって漸く気付 いた点が幾つかある。まず、ドアの開閉の際に、窓ガラスが数ミリ・メートル自動的に上下すること。シーリングが完璧で密閉度の高い車の場合、ドアが完全に 閉まった状態からドアを開け始める瞬間は、室内の気圧が下がる(外気に比べて陰圧になる)ため、ドアが開け難くなる。反対にドアを閉める瞬間は、室内が陽 圧になるため、ドアが閉まり難くなる。室内に人が乗っている場合には、例えば鼓膜が如実にその影響を受けるだろうから、耳管が詰まっている場合などは特 に、中耳に障害が出易くなるかもしれない。それを回避する為に、オヤヂのRS4ではエアコンのエア・ダクトの開閉をドアの開閉と連動させているようだが (ドアの開閉時に聞こえる音からのオヤヂの個人的な推測で、未確認情報)、S5ではもっと目に見える形で、いかにも高級車っぽい演出がなされている訳だ。

それと、給油口のカバー。A6やA8シリーズではどうなのか知らないが、オヤヂのRS4では、カバーは単に引っ張って(或いはヒンジ側を押して)開けるタイプだが、S5ではヒンジと対側辺を押すことでカバーが半開きになる、食器戸棚の扉の如き機構を採用している。

そして、オヤヂが最も気に入ったのは、メータ・パネル内にシフト・インディケイタが付いていること。RS4に乗り始めたばかりの頃(特に購入前の試 乗の時)、エンジンがあまりにパワフル過ぎて、とにかくガス・ペダルを踏みさえすれば、ギヤが2速だろうが4速だろうが、どの速度域であろうが、全く同じ ように加速してしまうので、ギヤが今何速に入っているのか、判らなくなる事が度々あった。そこで社外品のシフト・インディケイタの装着を検討したのだが、 Audiでは動作保証ができないと言われて、諦めた経緯がある。しかし、S5ではその憧れのインディケイタが付いているではないか!例えばギヤが2速に 入っていれば「2」、6速なら「6」という白の数字が、メータ・パネル中央下部に表示されるので、シフト・ポジションは一目瞭然だ。更に、エンジン回転と 速度の上がりに合わせて、「3→4」のように、選択すべきシフト・ポジションを右矢印と緑の数字で表示してくれる。「4→6」の如く1段飛ばしの示唆もあ りだ。しかし、なるべく経済走行に努めて環境保全に配慮せよ、ということなのか、少しでも定常速度走行が続くと、例えエンジン回転数が1,000 rpmを切りそうな場面でも、すぐに緑色の「6」が出るのにはちょっと辟易した。

またもうひとつ、オヤヂが気に入った心憎い演出が、エンジン・スタートの瞬間の計器類の指針の動き。パワー・オンの瞬間に、8,000回転まで目盛 られた回転計と300km/hまで目盛られた速度計の針が、一気に振り切られる。アナログ計器類の目盛りは、嘗てのレーシング・カーのように、ゼロが時計 の6時の位置に置かれているので、「ブォ〜ン」というエンジンの咆哮と共に、指針が約270度一気に回転して3時位置の最も目に付く数字を指すと、ドライ バーの鼓動が嫌でも高まり、運転に気合を入れまくる準備万端になってしまうという寸法だ。何でRS4もこうしてくれなかったんだろう?

yoshi_in_S5.jpg S5_in_rain.jpg S5_in_Lindau.jpg S5_meters.jpg

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