ヒューズ切れ

オヤヂのLamborghini Gallardo LP560-4は、非喫煙者仕様になっている:車内に灰皿は無く、シガーライタも付いていない。但し、12Vの電源ソケットはちゃんと備わっていて、そこにはシガーライタ型のプラスティックのキャップが差し込まれている。

今日は、ふと思いついて、その12V電源ソケットから電力供給を受けて、LP560-4の車内で電化製品を稼動させてみることにした。ところが、プラグを電源ソケットに差し込んでスイッチを入れても、機器はウンともスンとも言わなかった。 😕  念の為に、我家の他の乗用車の電源で確認してみると、機器はちゃんと稼動したので、機器の故障ではないことが確認できた。だとすると、LP560-4側の不具合ということになる。

そこで、ディーラに電話をしてみると、(non-smoker versionということで)工場出荷時に電源ソケットへの配線コネクタを接続し忘れている可能性もあるが、取り敢えずはヒューズの確認をしてみてほしい、と言われた。そこで、取扱説明書を見ながらヒューズを確認すると、驚いたことに、ヒューズが切れていた。一度も使っていない装置のヒューズが切れている、というのは解せなかったが、走行を含めた基本/安全性能に関るものでは無いし、ディーラと相談の上、オヤヂが自分で近所の自動車用品店でヒューズを調達・交換し、様子を見ることにした。因みに、ヒューズボックスは、助手席足(※[注]足ではない)のカーペットの下に、蓋の無い剥き出しの状態(!)で設置されている。

ところで、取扱説明書のヒューズの項を読む序でに、ぱらぱらと他の部分も流し読みしてみると、かなりの数の誤植が難なく見付かったが、ブレーキ液の項には、驚くべきことに「ーパーロック」という記載が見られた。取扱説明書は、元来欧州語で書かれたものを日本語訳しているに相違ないが、原版の使用言語がイタリア語にせよ英語にせよ、その侭素直に訳せば絶対に「ヴェイパーロック」となりそうなものだが、ーパーロックという誤記が意外に広く深く浸透してしまっていることの証しかもしれない。

ヒューズ切れ」への2件のフィードバック

  1. 私の友人が国内仕様向け各種エキゾチックカーのドキュメント作成の仕事をしてたりします。
    インポーター側の担当者によってはどうも校正がイイカゲンなようです。また、知識が不足していたりということもあり、電器メーカーでの話になりますが、自社の表記を〇ャノンであると強弁し、「申し訳ありませんが〇ヤノンかと思いますが・・・、ホントによろしいですか?」とのサジェスチョンに「当たり前だろ、小文字のャだよ!」とのお返事。後日受信したその客先からのメールを見ると、シレっと大文字の「ヤ」に直せとのお言葉が・・・。気付くだけマシです。

    さて、3/7(土)に私が参加させてもらっているクラブのツテがあって、日産自動車座間工場にあるヒストリックカー、当時ホントに走ってたレーシングカー、生産試作車、コンセプトカー、などなどを保存している一般非公開のミュージアムの見学に行きます。お昼頃に現地集合です。スケジュールが合うようでしたら見に行きませんか?

  2. 会長さん、こんばんは。

    なかなか興味深い逸話のご紹介をありがとうございました。小生が嘗て”Publish, or perish!”な世界に住んでいた頃は、文章の構成にはそうとう気を遣ったものですが、それでもなかなかエラー・フリーにはなりませんでした。商業寄りの出版物になれば、内容云々よりも体裁がモノを言う世界である面が多々あるでしょうから、校正にはより一層気を遣うものではないかと思いきや、意外にそうでもないのですね。

    また、見学会へのお誘い、ありがとうございます。PM (private mail)でお返事させて戴きます。

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