イチゴ狩り

本日は、秩父までイチゴ狩りに出掛けて来た。昨日、ラジオで偶然耳にしたレポート兼宣伝のような番組で、秩父のイチゴ狩りが紹介されていたので、ちょっと興味が湧いた為だ。要するに、ラジオ番組の企画者の狙いまんまと乗せられた聴取者といえよう。

秩父は、子供の頃から”近くて遠い場所”という印象で、居住地と同じ埼玉県内にありながら、小学校の遠足以外では、赴いた記憶が殆ど無い。最近、高校卒業以来ほぼ四半世紀振りに、仕事の関係で埼玉県に戻ってきてから一度だけ、長瀞へのドライブがてらに、秩父市を通ってみたことはあったが、秩父市の何か/何処かを目指して行った、ということは今迄になかった。

昨日修理(交換)の終わったばかりのナビに訊いてみると、秩父市内のイチゴ栽培農家の集落までは、一般道を通って凡そ2時間半の行程だという。家を出た時間からすると、途中で昼食を摂りながら行かないと、現地に着く頃には昼食時を逃してしまう計算だったが、とにかく、車の流れ(とナビの案内に)に任せて、愛車で秩父に向かった。すると、休日だというのに(いや、むしろ休日[土曜]だからか?)道は意外に空いていて、予定よりもずっと早く、正午過ぎには、とあるイチゴ栽培農家の温室に着いてしまった。丁度昼飯時だったので、オヂサンとしては近所で目にしたレストランで昼食を食べてから、食後のデザートとして採りたてのイチゴを食する案を推したのだが、結局は妻の、「前菜にイチゴ」の案を採用して、1,300円/30分/人のイチゴ狩りを始めてみた。

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温室の中のイチゴは、大人が立った侭で摘み取り、すぐに食べることが出来るような形で栽培されており、形・大きさ・色・甘味・酸味などが予想外に「程よい」イチゴが、結構沢山実っていたので、折からの空腹感も手伝って、オヂサンは”エライ勢い”でイチゴを食べ始めた。赤い三角錐形の美味しそうな実を、捥いでは食べ、ちぎっては口に運び、30分の時間制限中で目一杯食べ続けて、温室内のイチゴを食べ尽くしてやる積りで、ガツガツ食べた。

ところが、酷い空腹だった筈のオヂサンの胃は、瞬く間にイチゴで一杯になり、更には膨れ上がってしまったらしく、開始から10分後には、極端にペースが落ち、開始15分後くらいには、もうこれ以上は殆ど食べられない、と思うほどになってしまった。数にすると、恐らく30個程しか食べていなかったと思う。昨日のラジオ番組では、1000個以上を食べた人がいると紹介されていたが、オヂサンからするとまさしく信じられない!畢竟、その後の15分は地獄の苦しみというと大袈裟過ぎるが、もう食べたくないのに文字通り無理をして(本来は美味しい筈のイチゴの)味も殆ど感じられないくらいになりながら、更に何十個かの実を口に運んでから、「もうイチゴは当分見たくない」という気持ちになって、イチゴ栽培農家をあとにした。

帰り道で、「秩父華厳の滝」という看板を見付けたので、好奇心に駆られて、車一台が通るのがやっとの道を4-5km走って、その怪しげな名前の滝を訪ねてみた。すると、予想に違わず、日光の華厳の滝に申し訳ない規模の、情けない(けれども水は澄んで綺麗な)滝があった。

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