何と学会が延期に…!

日本でもとうとう海外渡航暦のない人々に、新型インフルエンザが発症し、しかも患者は神戸を中心とした関西地方に集中している、というニュースが世間を騒がせている。そして実は、オヤヂが所属している学術団体の年次総会(学術集会)が、5月22日から3日間、神戸で開催される予定だったのだが、なんとその学会開催が、急遽延期になってしまった。過去50年以上に渡って開催され、今回が第56回となる学会の歴史で、中止や延期は初めての出来事だそうで、今回のインフルエンザ騒動がいかに深刻なものなのかが窺い知れようというものだ。

全国から人々(学会員)がやって来て一堂に会し、数日後に再び全国に散ってゆく、という学会の性質を考えると、インフルエンザの流行地に集まることによって、学会参加者が自然にウイルスの媒介者となり、インフルエンザを一気に日本全国に大流行させる原因となってしまう危険性があることと、学会参加者のみが一斉に病に倒れるだけでも、参加者達の所属施設の日常業務に大きな支障が出る懸念があることの、両方を考慮し、学会主催者としては苦渋の決断をしたのであろう。

しかし、ねえ…。予約済みのホテルや交通機関のキャンセルに絡む、個人と経営側双方の様々な損害を考え、現在知られている新型インフルエンザの重篤性(というのか軽症度)を勘案すると、オヤヂ個人の意見としては、ちょっとオーバーに騒ぎ過ぎではないかと思ってしまうゾ。

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