クリーン・エンジン・ルーム

先日、走行中に突然、エンジン・オイル残量の警告燈が点燈して焦らされてからというもの、マメにRS4のエンジン・オイル量をチェックするようにし ている(因みに、RS4のエンジンオイルは大量8リットルが標準容量)。そうしてエンジン・ルームを覗く度に、その綺麗さ加減にはいつも驚かされる。

冗談 ではなく、文字通り塵一つ無いのに近い状態なのである。エンジン・ルーム前面には、現行Audi全車に共通の、バンパー一体型の巨大グリルが口を開けてお り、レィディエィターにはふんだんに風が当たり得るようになっているが、レィディエィターを通過した空気は、どうやら専用ダクトを通ってエンジン・ルーム 外に排気されるようになっているらしい。また、エンジン・ルーム下面は、遮音板(兼空気整流板?)がビッチリと覆っており、結果的に泥水等が車体下側から エンジン・ルーム内に入り込めない構造になっているし、上面は勿論エンジン・フードで覆われるが、車体(=エンジン・ルーム前/後/側壁構造部)とエンジ ン・フードが接する部分には、ゴム製のシールド(パッキン)が設えてあるという念の入りようだ。要するに、エンジン・ルームはちょっとした密閉構造になっ ているのだ。

しかし、エンジン・ルームを準密閉構造にしてまでも、埃や水が入り込むのを頑なに防ぐ理由は、いったい何なのだろう?或いは、副次的にエンジン・ ルームが綺麗に保たれているだけで、見かけ上の準密閉構造になっている本当の狙いは、別にあるのか?少なくとも、小生が今まで所有したことのある乗用車 は、どれ一つとしてエンジンルームが綺麗に保たれ続ける構造になっているものは無かったし、第一、準密室に高熱になり得るエンジンを閉じ込めるというの は、鬱熱対策上非常に不利な気がするのだが…?

RS4_engine.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です