Mazda Roadster納車

今日は、Mazda Roadster (NCEC型 2006年 ベースグレード) の納車日だった。自分で買ったクルマとしては10台目、そのうち中古車としては4台目で、2000年秋に米国Massachusetts州Boston市内でToyota Camryの’96年モデルを買って以来のことだ。

購入前の試乗の際には、「結構いいヨ」と思ったクルマであったが、購入後に自分のクルマとして乗り回してみると、様々な欠点がやたらと目に付く。一番の難点は、車体剛性の低さだ。ある程度車速を上げてカーブを曲がると、”ぐにゅうぅ~っ”という感じで、運転している自分よりも前の部分と後ろの部分、右と左、の全てがちぐはぐな動き方をして、捻じれるような違和感があり、カーブを曲がり終えて直進し始める瞬間にその揺り戻しでまた妙な感じがする、ということの繰り返し。以前の持ち主が岩手の人だったらしく、タイヤがスタッドレスの儘であることも多少影響してはいるだろうが、Audi RS4でスタッドレス(しかも同一銘柄のBridgestone Blizzak Revo 1)を履いて舗装路を高速走行しても、このような違和感を感じたことは一度も無いし、同じロードスター型のHonda S2000に乗っていた際にも、(S2000でのスタッドレスタイヤ装着経験は無いが)安定感は抜群だったと記憶している。まあいいさ。近々車体補強部品を入れまくってやるから。

それと、座席(シート)がとにかく頂けない。セミバケット・シートという積りらしいが、上半身のサポートが実にお粗末で、仕方無しにリクライニング機構付きの背凭れの角度をどんなに調節してみても、しっくりとくる(身体にフィットする)運転姿勢はついぞ見付けられなかった。お陰で、10分間程度運転しただけで腰痛に苛まれ、以降はずーっと運転が苦痛だった。しかしこれもまあいい。既にSparcoのバケット・シート(中古のRev)が手元に届いているし、シートレールも明日には届く予定なので、明日の夜迄にはシート交換が完了している筈だから。

で、Mazda Roadsterが手元に届いたその足で直ぐに、ロールケージの製作・取付の依頼の為に、近所の町工場に出掛けて来た。その名も「(有) サイトウロールケージ」。オヤヂはその存在を偶然知ったのだが、高品質のロールケージ製作会社として、全国的に有名な会社のようだ。オヤヂの自宅からは、クルマで僅かに5、6分の距離なので、これは訪ねてみない訳には行かないと思い、納車後真っ先に出向いた次第だ。

行ってみると、気合の入ったVW GolfやBMW M3等が数台停まっている意外に広い敷地内に、愛想よく招き入れて貰えた。そして、いかにも職人魂の塊の如き親爺さん(斉藤社長?)とその息子さん(Ryuta氏?)、それにお嫁さん?やら社長と同世代の叔父さんやらが、仕事の手を休めてどっとオヤヂのRoadsterの周りに集まって、皆で入念にRoadsterを診査してくださった。その結果、ロールケージの製作を引き受けてくださることになった。初代(NA)や先代(NB)のRoadsterではロールケージ製作の経験が豊富で、全国のロドスタ愛好家の間でも有名な会社なのにも拘らず、現行NC型のロールケージ製作は初めてだという話は、発売後3年も経っているクルマとしては意外な気がした。しかし、先ずは世界初のNC Roadster用サイトウロールケージ製品がオヤヂのクルマに装着されるのだという事実は、素晴らしい! マツダスピード製の”純正品”よりも素晴らしいものを作る自信がある、と約束してくださったことも、嬉しい限りだ。

5月末迄は他の仕事で手一杯なので、6月に入ってから製作に取り掛かってくださるそうだ。実に楽しみである!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です