スーパーカー拝見

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ランボルギーニ江戸川で、Gallardo LP550-2 Valentino Balboniの試乗をさせて戴く序でに、より過激でレアなスーパーカーも拝見した。その1つが、Murcielago LP670-4 Superveloceである。”LP670-4″の数字が示す通り、リア・ミドに縦置きしされた670馬力のエンジン(6.5L V12)で四輪を駆動する、ランボルギーニ史上最も過激なモデルである。原型となったMurcielago LP640-4よりも凡そ100kgの軽量化が施され、エンジン出力も高められた結果として、加速力と最高速度の双方が高められている。名前の最後に付けられたSuperveloceは、直訳すれば「超速」。車名からもLamborghini社の自信が伺えるのだ。因みに、車両価格は溜め息ものの¥47,250,000.だが、展示車は売約済だった!

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そして、店の片隅に、ややひっそりと展示されていたのが、Murcielago LP650-4 Roadster。こちらは、世界限定50台の激レア・モデルで、¥45,386,250.也。非限定生産のMurcielago LP640-4 Roadster (e-gear)が¥42,414,750.なので、価格的には最早驚く気も失せるが、ノーマルのMurcielago LP640-4 Coupe (e-gear)が¥38,561,250.であることを考えると、オープン・カーが高価過ぎる気がする。

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このクルマはデモカーなので、運転席に座らせて戴くことができた。Murcielagoは、本国イタリアのドライビング・スクール受講時に運転したことがあるが、こうして改めてシートに座ってみると、Murcielago用のSparco社製OEMシートの方が、Gallardo用のRecaro社製OEMシートよりも、オヤヂにとっては座り心地が良いように感じられた。また、外装では、LP650-4 Roadster専用塗装色(?)のGrigio Telesto (灰色)とArancio Leonis (蛍光橙)の組み合わせが、二重丸!

暫くスーパーカーに見惚れていると、ちょっとしたショーの上演が始まった: LP650-4 Roadsterの幌(ソフト・トップ)取り付け作業である。フロントの荷室に格納された幌を取り出し、1~2人掛かりの”手動”で取り付けなければならないとは、車両価格を考えると、オヤヂには大きな驚きであったが、車体の軽量化とスタイリングには大きく貢献しているであろうから、”一応アリ”かも知れない。

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荷室から取り出された幌は、実に薄っぺらで頼りない布製で、文字通り「最後の手段」的な補助装備でしかあり得ないのは、一目瞭然だった。まずは、その薄っぺらな布のポケットに骨組みを通して広げながら、車体に順次固定して行く。特に、室内からの固定作業では、写真の如くアクロバティックな格好をするのを強いられてしまう。車体左側上後方のエア・インテイク・カバー上に燦然と輝く”LP650-4″のロゴが眩しい!

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両脇の枠組み(ガイドレール)を中骨で抑えるように固定し、幌を伸展してしっかりと留めれば、漸く完成。独りでも作業可能であるという話しだったが、余程慣れていても、独りでは結構辛そうな作業に見えた。完成したソフト・トップは、被りなれていない人の帽子か、下手をするとズレ掛けたカツラのように見えてしまい、正直、格好悪かった。 :mrgreen:  Murcielago系Roadsterは、オープンに限るナ。

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