UbuntuをWistaなどと呼んで遊んでいると、ホンモノのWindows Vistaがインストールされた、SONY VAIO type Tが今朝我家に届いた。SONYが、VAIO 10年の技術を結集させた、Mobile技術の集大成と謳っている奴だ。見掛けはオヤヂの旧型DynaBook SSとあまり大差無いが、性能には雲泥の差がある。一番凄いのは、バッテリー駆動の際の動作可能時間。CPUやドライブ類、液晶などの省電力化が進んだ結 果、軽量バッテリでも4〜6時間、大容量バッテリを使えば最長18時間の稼動が可能だという。技術の進歩の速さには目を見張らざるを得ない。

しかし非常に残念だったのは、筐体の「色」だ。標準仕様の黒にすれば、安売り屋で買うこともできたのだが、カスタム・カラーのボルドーは、匠の技が ないと出せない(塗装不能な)色だ、という記述をどこかで読んだ気がした為、レアなホンモノに弱いオヤヂは、わざわざ割高のオーナーメイド(ソニー直販) で注文したのに、届いた色はボルドーとは似ても似つかぬ、錆びた桃色といった感じの色だった。広告に偽りあり!と訴えてやりたいところだが、新し物好きの ミーハーである妻は、「最新型のVAIO」というだけでコロッと参ってしまったらしいので、まあ、いいか。

そう、貧乏なオヤヂが、高価なVAIO(10万円を切るノート型PCが珍しくない今日、VAIOは莫迦の付く高価格だ!)を何故突然買う気になった かというと、妻の一言が発端だった。ウチは旅行好きで、毎年必ず1回(実際には2〜3回/年)は海外旅行に行っているし、国内旅行も含めれば、結構な頻度 で旅をしている。で、恐らく出かけ過ぎだということなのだろう、オヤヂの(旅先に関する)記憶が酷く曖昧なのが、先日判明してしまったのだ。特に、ここ3 年余りで相次いでスペイン、フランス、ポルトガル、イタリアへと出掛けたものだから、旅先の風景写真を見ても、それがどこの国の風景なのかも直ぐには思い 出せないありさまだったりするものだから、妻にはすっかり呆れられている。そして、「そんなに直ぐに忘れてしまうようでは困るから、今後は旅先にコン ピュータ(※妻には「PC」だとか「モバイル・ノート」だとかいう語彙は存在しない)を持ち歩いて、観光地を訪れる度にその場で逐一、名称と感想や解説を 入力して(できればブログにアップロードする形で)記録してゆかないといけないね!」と言いやがったのだ。

しかし、そんな惚け老人扱いをされても、オヤヂには怒る元気はなかった。それどころか、妻の言葉に妙な説得力を感じ、まさしくその通りだと思ってし まったのだ。そこでオヤヂは、妻が旅先に持っていく気になる、軽くてお洒落で高性能なノートPCを、すぐさまネットでリサーチし、VAIOを注文するに 至ったという訳だ。注文してから到着するまでのこの1週間、妻に黙っているのが辛かったことと言ったら…。どうせオヤヂは使わないVAIOが到着して嬉し い最大の理由は、VAIOのことを堂々と妻に語れるようになったこと、かもしれない。 😎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です