Strut Tower Barの効果は絶大

昨夕、宅急便で到着したStrut Tower Barを、自分でMazda Roadster (NCEC) に装着した訳だが、昨日中は試運転してみる時間が無かったので、今朝の通勤時が、バー装着後の初運転ということになった。そして、Strut Tower Barの効果は、すぐにハッキリと判った。

結論から言うと、クルマのステアリング特性が、歴然としたアンダーステア傾向に変わってしまったのだ。Strut Tower Bar装着前は、前輪荷重が増す(例:ブレーキを掛けた時や、ステアリングを切った時)と、エンジン・ルームの外壁が撓むことにより、左右の前輪サスペンションの付根(エンジン・ルーム内で車体に固定されている部分)の距離が近付き、結果として(恐らく)前輪のネガティブ・キャンバーが増す方向に働いていたのではないか?その状態で、(恐らく)ニュートラル~弱アンダーステアが維持されていたのではないかと思う。

ところが、Strut Tower Barのお陰で左右の前輪サスペンション根本の距離が縮まなくなり、以前より踏ん張りが利くので安定度は増したが、サスペンションの(回頭へ有利な方向への)ジオメトリー変化が減った分、アンダーステア特性として体感できるようになったのだろう。

2 way LSD (limited slip differential) 装着に起因して、後輪左右の差動が極端に減った結果、既にイニシャル・アンダーステア特性が顕著になっていたクルマが、Strut Tower Bar装着のせいで更にアンダーステア傾向が強まったことによって、非常に運転し難いクルマになってしまった。現在のところ、チューニングの方向性としては、(少なくとも街乗りの範疇では)完全に失敗なのだと思う。4輪のアラインメントを取り直してもらわなければいけないかナ。

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