初雪

本日は、朝から雪が降っている。どうりで昨晩は寒かったわけだ。オヤヂか知る限りでは、これが埼玉県中南部の初雪だ。恐らく道路に積もることは無いと思うが、シャーベット状の雪水が、夜間に凍った場合、翌朝が怖い。当然、自転車では危なくて走れなくなるし、乗用車もノーマル・タイヤしか装着していないので、やっぱり危ない(しかも、ロードスターはFRだから超危険だろう。セダンはFFだからまだマシか?)。

職場でも、車のタイヤの話でもちきりだ。四輪駆動車のオーナーは、年に数える程しか降らない雪のためにスタッドレス・タイヤを購入する、という「保険」的な投資には、車のメカニズムを信頼している故に踏み切り難いらしい。確かに、オヤヂ自身も自分の車のタイヤを冬用に換える積もりは全く無いから、四駆オーナーなら尚更だろう。

しかも、季節でタイヤを換えるとなると、古くなったから交換するのと違って、別の季節用のタイヤの保管場所が要ることになる(常に最新のものに交換して、古いものは取っておかない、というのなら話は別だが)。一般的には、そのタイヤの保管場所に困ることが多いようだ。オヤヂも、アパート住まいの頃はベランダにタイヤを積み上げてあったが、そうやって雨曝しにしておくことは、タイヤの品質維持管理上は望ましくないのは言うまでもない。今はガレージ内の物置棚に並べて保管してあるが、2セット(=8本)も置くと結構な場所を占めるのは否めない。設計の際には無駄かと思ったが、広めのスペースを物置に確保しておいてよかったと、改めて思う。

そういえば、ボストンでは平均気温もずっと低く(感覚的には1年の半分は冬で、今頃の最低気温は毎日の如く氷点下)、降雪回数も積雪量も埼玉県とは比べようもないが、車が文字通り「下駄」だという感覚でいつでも何処へでも車に乗って出掛ける米国人達は、真冬でもノーマル・タイヤでガンガン走っていたのを思い出す。事故はそれなりに起こっていたようだが、意外に少なかった気もする(季節を問わず、自動車事故の絶対数は多い)。

雪を”見る”のは、季節感があるし、景色が激変して面白いし、嫌いではないが、居住地で”体験する”のは、寒いし危ないし最後は汚いし、好きではない。子供の頃は、好きだった気がするけれど。

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