津波

12月26日にスマトラ島沖で起きた、マグニチュード9の大地震に引き続いて発生したインド洋の津波の被害は、未曾有の深刻さだ。インド洋沿岸の国々は悉く被害を受けたようであるが、オヤヂが勝手に他国より気にしてしまうのは、スリランカだ。

今から30年近く前、未だオヤヂが中学生だった頃に、農林水産省職員だった父が、スリランカに於いて2年間の勤務を命じられた。我々家族も、学校の夏季休暇を利用して約1ヶ月間、スリランカに滞在した経験がある。当時のオヤヂは英語が殆ど喋れなかった為、現地の人々との交流も巧く行かず、食事も今よりも好き嫌いが多かったのも手伝って、決して楽しい経験だったとは言い難いが、初の海外旅行であり、しかも比較的長期の滞在だったため、色々なことがかなり強い印象として残っている。従って、スリランカの被害の様子がマスメディアに流れると、何となく気になってしまう。

僅かな縁しかないオヤヂでさえそうなのだから、その後も幾度となく彼の国を訪問している父は、さぞ色々なことが気になっているだろう。父は、「セイロン島誌 」([翻訳] 東洋文庫 1994年06月 平凡社刊. ISBN: 4582805787)や「ヤシ酒の科学―ココヤシからシュロまで、不思議な樹液の謎を探る」([原著] 2000年09月 批評社刊. ISBN: 4826503113)の2冊のスリランカ関連の書物を著しているだけに、思い入れも深そうだから。

行方不明の方々の安否の確認と、怪我をした方々の恢復が、1日でも早いことを祈る。

津波」への1件のフィードバック

  1. 中学生の夏休みに1ヶ月スリランカ体験なんてうらやましいですね。
    象なんかにも乗ったんでしょうねー。…

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