FISCOスポーツ走行

本日は、午前中に富士スピードウェイ(FISCO)でスポーツ走行をしてきた。オヤヂの家からFISCO迄は、片道丁度2時間。決して近いとは言えないが、遠過ぎて滅多に行く気がしないと言う程でもない。

我がNCEC Roadsterは、ロール・ケイジと4点式シートベルト、それに前後牽引フックを備えているお陰で(カテゴリー分けをする為の便宜上)、”レース用車両”枠でのスポーツ走行が可能である。所謂一般車両枠だと、特に土・日・祭日の場合は、恐らく出走台数がかなり多くなるのだと思うが、(なんちゃって)レース用車両枠だと、本日の如く晴天の土曜日でも僅かに十数台が出走したに過ぎなかった。勿論、「真の」なんちゃってレーシングカーはオヤヂのRoadsterのみで、他のクルマの中にはNAやNBのRoadsterも結構居たが、それなりに気合の入ったレース仕様のクルマに見えた。

実際に30分間の走行が始まってみると、NA Roadsterなら比較的気合の入っていそうなクルマたちでも、オヤヂのNC Roadsterよりも明らかに速いのは稀で、寧ろオヤヂの方が相手よりも速いことすら珍しくはなかった。だが、NBとなると、気合の入ったクルマはそれなりに速く、オヤヂの腕では抜くどころか後に付いてさえ行けない場合も多かった。ましてや、Ferrari F355 ChallengeやPorsche 996 GT3などは、菅生での経験同様に、とんでもない速さでカッ飛んでいた。

やがて6、7周(時間にして20分弱)も走行すると、オヤヂの体力・気力と、DUNLOPのDIREZZA Sport Z1というラジアル・タイヤは、もう限界に近付きつつあった。その後も2周だけ、惰性で走ってみたが、30分の走行時間の残り5分以上を残したところで、自発的にピット・インして、走行を中止した。停止・降車後に確認してみると、タイヤは4輪全てが”イイ具合”に融けており、最後の2、3周では特に後輪が「ズリーッ、ヌルゥ~」という感じで滑る気がしていたのは、実際気のせいではなかったことが判った。

尚、今回のFISCO本コースの走行で、問題点が3つ明らかになった。

  1. ヘルメットとロール・ケイジの干渉: ヘルメット無しで街乗りをしている際には全く問題ないのだが、ヘルメット装着が義務付けられているサーキット走行をしてみると、ヘルメットの頭頂付近右側(換言すると、側頭-後頭部の上端)が、ロール・ケイジに絶えず当たってしまうことが判った。今日のところは、首を心もち左に傾けることで急場を凌いだが、座席の座面を数センチ下げる等、正しい姿勢で座っても頭部(ヘルメット)がロール・ケイジに干渉しないようにする為の対策を講ずる必要がある。
  2. バケット・シートの”バケット度”不足: オヤヂがMazda Roadster購入後に先ず最初に行った作業が、運転席のフルバケット・シート化であったが、中古で購入したSparco Revは、今回FISCOを走ってみた限りでは、明らかにオヤヂの身体の保持機能が不足していた。より一層深く窮屈なくらいに身体を包み込んでくれるタイプのシートに是非とも交換すべきだろうと思う。上記1で触れた通り、座面を下げる必要もあることだし、真剣に運転席選びをしなければならなさそうだナ。 🙄
  3. スピード・リミッタの作動: オヤヂのMazda Roadsterは、スピード・リミッタを解除していない。FISCO本コースは、ホーム・ストレートが約1.5 kmと非常に長いので、オヤヂの腕+非力なRoadsterでも、最終コーナーをヘナヘナと立ち上がって加速し、コントロール・ラインを通過する頃には、車速が180 km/hを超えようとする。しかし、そこで(実際には凡そ190 km/h程度で?)スピード・リミッタが作動してしまい、そのあと第1コーナー手前100 m程度までの何百メートルは、リミッターが間歇的に利いてしまって、オヤヂのRoadsterは180 km/h付近の速度でギクシャクと走らざるを得ない。これはかなりのストレスなので、今度のFISCO走行迄に、スピード・リミッタを解除しておきたいと思う。

上記の如く、幾つか問題はあったし、走行時間も半時間にも満たない短いものだったが、随分と楽しめたと思う。しかも、朝家を出て、ちょこっとサーキット走行をこなし、昼には帰宅して昼食を喰らう、ということが充分に可能なのを確かめられたことが、今日の一番の収穫だったかもしれない。FISCOライセンス取得、及びFISCOスポーツ走行をオヤヂに奨めてくださった、(有)Brightningの嶋崎氏に改めて感謝したい。

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