嫁にしたら必ず損する女?

Web SPA!というサイトに、「嫁にしたら『必ず損する女』の共通点」という項があったので、思わず読んでしまった。要は、結婚前には見抜けなかったが、結婚後に嫁のとんでもない事実が発覚して、嘆いている男性の例を幾つか挙げてあるものだ。

 「料理が不味い」「片付け/掃除ができない」「多重債務があった」「浪費癖があった」「激太りした」「性生活に問題あり」など、内容としては月並みであり、オヤヂとしては「必ず損する女」と言わなくてはならない程の、大問題ではない気がしたし、共通点を見出せる程の普遍性のある事例だとも思えなかった。

 そして、タイトルとは矛盾するのだが、「アタリ」編も掲載されており、前述の「ハズレ」編では、結婚後に発覚した嫁の「厭な面/短所」で嘆いている男性の話だったが、「アタリ」編では、嫁に意外な「長所」があり、(結婚前にはそんな期待は抱いていなかっただけに)幸せを感じている、という男性諸氏の話が掲載されていた。「妻のカウンセリングで鬱病から恢復した」「献身的な介護をする」「意外な収入を得てくれる」「アゲマンだった」等々で、こちらも共通点を見出せるような内容ではなかった。

本文よりも、オヤヂが興味を惹かれたのは、「嫁のスペック」と題した、左図の如きレーダーチャートだ。面白いのは、「ハズレ」編の嫁達が、必ずしも低得点だったり、チャートの面積が小さかったりする訳ではなく、「アタリ」編の嫁達も意外にチャートの面積は小さかったり、特に図抜けて高得点な(尖った)項目が目立つ訳でもないことだ。チャートの形や面積に一定の傾向が無い事は、即ち共通点を見出し難いことと矛盾しないとオヤヂは思う。畢竟、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、や、蓼食う虫も好き好き、といった感じで、嫁の短所や長所は、必ずしも客観的に明白且つ重要に思えるものではなく、夫婦関係は微妙な感情の陰陽の変化の上に成り立っている、ということか?

因みに、嫁の「ハズレ」「アタリ」は、その儘、夫の…と読み替えることができ、当然ながらレーダーチャートも製作可能である。オヤヂのチャートは差し詰め右のようになり、稼ぎも無いくせに目一杯浪費しやがる夫のせいで、赤貧洗うが如しの生活を強いられている妻としては、大損したと思っているに違いない。 😥

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