The Vette!

昨日の夕方、こだまさんと汐留で待ち合わせをして、芝浦の(株)ヤナセグローバルモーターズ GM東京支店に行って来た。電車で行った方が恐らく楽だっただろうが、見栄でわざわざLamborghini Gallardo LP560-4に乗って行った。 :mrgreen:

ヤナセGM東京支店は、(株)ヤナセ 東京支店 芝浦メルセデス・ベンツショウルームや、ヤナセオートモーティブ(株) Audi芝浦などと隣同士なので、序でにそれらのドイツ車たちもじっくりと見てみたくなる衝動をぐっと抑え、お目当てのChevrolet Corvette Z06の試乗車に乗り込む。

Corvetteの最速モデルは、ZR1という、6.2L V8 supercharged engine (476kW [647ps] / 6500rpm, 819Nm / 3800rpm) を搭載した、市販車のNürburgring最速記録を持つモンスターである。その性能や装備から言えば、車両価格が4千万円を軽く超えるFerrari 599 GTOに相当するような車であるが、それがたったの1500万円 (米国内の販売価格は$110,000だから、為替が円高に振れている現在なら、並行輸入モノは1千万円以下で入手可能かも?) で売られているのだから恐れ入る。

今回我々が試乗させて貰ったモデルは、ZR1が出る迄はCorvetteのフラッグシップ・モデルであり、現在も自然吸気エンジン搭載車としてはCorvetteの最強モデルである、車両価格985万円也のZ06だ。Corvette Z06に搭載される7L V8 OHV engine (376kW [511ps] / 6300rpm, 637Nm / 4800rpm) は、Lamborghini Gallardo LP560-4に搭載される5.2L V10 DOHC engine (412kW[560ps] / 8000rpm, 540Nm / 6500rpm)に充分匹敵する性能を誇る。いや寧ろ、その強大なトルク故に、Corvette Z06のV8エンジンはGallardo LP560-4のV10エンジンよりも扱い易いくらいで、軽目のクラッチを切って6速マニュアル・トランスミッションのギアを1速に入れ、アイドリング時の数百rpmのエンジン回転数の侭でクラッチを繋げば、大柄なのに1500kgを切る(!)軽量な車体は苦も無く走り出すし、6速・1000rpmで巡航していても、ガス・ペダルをグイと踏み込めば、いとも簡単に加速することができるのには、驚き・呆れるしかなかった。公道でゆったりと試乗しただけなので、このクルマの限界付近での挙動は知る由も無いが、意外にシッカリとしていて適度にしなやかなサスペンションと、素直な(典型的なフロント・ミドシプエンジンFR車の)ハンドリングには、オヤヂの抱いていた”アメ車”のイメージは全く無かった。不必要にフカフカしたシートと、運転席に座ってみても外から見た印象通りに大柄に感じられる車体とに、僅かに”アメ車”の片鱗を感じたのみだ。Z06でこれだけ素晴らしいのだから、ZR1はさぞかし凄いのだろうな、と思わずにはいられない。Corvette侮れじ!

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