4点式シートベルト装着 (Gallardo LP560-4)

オヤヂのLamborghini Gallardo LP560-4の運転席には、新車で購入直後から、特注のBRIDE製フルバケットシート(ZIEG III)を装着し、純正シートは倉庫に保管してある。BRIDE ZIEG IIIは、非常にホールド性の高いバケットシートなので、純正の3点式シートベルトの儘でサーキット走行をしても、コーナーの度に体がシート内で動いて(ずれて)しまって視線が定まらなかったり運転操作がスムーズに行かなかったりということはそれ程無いのだが、それでもやはり、四肢に力を込めて踏ん張る形で体のずれを抑制せねばならず、余計な体力を消耗しなければならない点は否めない。今後、サーキットでタイムを詰めて行く際には、より運転操作そのものに集中する為、4点式以上のシートベルトの装着が望ましいのであろうことは、以前から感じていた。

そしてその思いは、Porsche 911 GT3 RSでもサーキット走行をするようになり、確信に変わった。オヤヂの911 (997前期型) GT3 RSには、購入時からSchrothの6点式シートベルトが装着されており、サーキット走行の際にそれを締め上げて走ると、体の固定の為に自分自身で余分な力を使う必要がないので、運転が非常に楽になることが改めて解ったからである。(実は、オヤヂのもう一台のサーキット走行車であるMAZDA NCEC Roadsterには、BRIDE ZIEG III + TAKATA製4点式シートベルトが装着されているのだが、こちらは速度域が低い為、正直言ってGT3 RS程には多点固定式シートベルトの必要性は感じていなかったのであるが…。)

Gallardo LP560-4用の多点固定式シートベルトの選定に当たっては、GT3 RS用の標準装備品であるだけでなく、Gallardo (LP570-4) Superleggeraの標準装備(日本国内ではオプションでも選択不可)品でもあるらしいSchroth製にするか、MAZDA Roadsterで使い慣れ、且つ世界に誇る日本のブランドであるTAKATA製にするか、かなり悩んだ。TAKATAには緑一色しか選択肢が無いのに対して、Schrothには赤・灰・黒と幾つかの色の選択肢があるのも魅力に感じられた。しかし、シートが国産なので、シートベルトも国産にすることとし、畢竟TAKATAを選んだ。

但し、Gallardo LP560-4にはロールケージを組み込んでいないので、シートベルト・アンカーの固定部位に苦慮させられた。流石に生半可なショップに任せる気にはなれなかったので、オヤヂが全幅の信頼を置くメカニック(兼代表戸締役兼店長代理)のT氏が在籍する、都内某所の某店に取付加工を依頼した。シート後部の荷棚部分と床とに其々、穴開け加工及び補強金属板の取付加工を行い、それらにシートベルトのアンカー・ボルトを固定する、という方法を取って貰う結果となった。サーキット走行をしない時には、シートベルトを取り外しておき、サーキットに行く際には、荷棚(の覆い)を取り去ってベルトを装着する、という少々面倒な作業が必要になるが、これで憂い無くサーキット走行ができるのだと思えば、少しの準備作業など、全く苦にはなり得ない。

折角信頼するT氏のもとに車を預けることになったので、序でに4輪アラインメント調整と、エンジン・オイル+フィルタの交換も行って貰った。エンジン・オイルは、Gulf Mirage 10W-60に交換してから、それほど走行距離は伸びていないが、どうも以前の方がエンジンの吹け上がりが滑らかだったような気がするので、BARDAHL XTR C60 39.67 Racing Special Oil 10W-60に戻すことにした。手元に戻ってきたLP560-4を確認してみると、エンジンの吹け上がりは、以前の感じに復調した気がする。今回の一連の作業で、シートベルト & エンジン・オイル代を併せると、20万円を大きく超える出費になったので、貧乏なオヤヂは更に益々貧乏になってしまったが、特にFSWの走行の際には時速300km近い速度で命懸けで走行するのだから、やはり憂いは除いておきたいジャン?

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