SSDS & のんびり走行会 合同開催@エビス西サーキット

昨日は、エビスサーキット西コースの貸切占有走行会だった。今回は初の試みとして、形の上ではいつもオヤヂが主催している「のんびり走行会」と、オヤヂも参加させて戴いたことのある「SSDS」との合同開催だったので、「のんびり走行会」のインストラクタのI氏と、「SSDS」のインストラクタのS氏の、豪華2人インストラクタ体制だったが、「のんびり走行会」のメンバーは実のところオヤヂしか参加しなかったため、受講者5人に対してインストラクタが2人という、贅沢なドラトレになった。(※ 嗚呼、また写真を撮り忘れた! 😥 )


午前5時にオヤヂがPorsche 911 (997前期型) GT3 RSで家を出る時には、前日に降っていた雨も上がり、道路もほぼ乾いている状態だったが、東北自動車道を北上して福島県に入ると、所々で雨が降ったり止んだりという感じになり、最終的にエビスサーキット@二本松に到着した際には、”きちんと”雨が降り続いていた。雨は結局午前中一杯降り続いたので、サーキットの路面は川こそできていないものの、フル・ウェットの状態だった。

ちょっと以前なら、濡れた路面のサーキット走行(しかも、走行車両は乗りこなすのが困難な車の典型例とされるPorsche 911 GT3 RS)など真っ平御免だと思っていたオヤヂだが、最近はすっかり変態になり、濡れた低摩擦係数路面(低μ路)での走行こそ、いい練習になるのだ!と、寧ろ雨天に喜びを感じてしまうようになった。他の参加者の面々も、同じような変態揃いだったので、降雨+低気温で肌寒い天候とは裏腹に、サーキットは早朝から異様な熱気に包まれていたのだった。

低μ路だと、(乾いた)高μ路に比べて、低い速度域でもタイヤが滑り易い為、当然ながら速度を落し気味にして走ることは必須だし、ブレーキ操作、ステアリング操作、そしてスロットル操作の総てを丁寧に行わないと、すぐにクルマの挙動の乱れ、延いてはスピンに繋がってしまう。それ故、下手な操作を行うと、それが結果に現れ易い一方で、速度域が低いので、例えスピンを喫しても比較的安全でもあるので、良い練習条件と言える訳だ。

特にオヤヂの場合、坊主寸前のSタイヤ (TOYO PROXES R888)だったので、1分17秒台以下のゆっくりしたペースならば何も起きないが、1秒16秒台より上のペースで走った際には、トラクション・コントロールがオンの儘でも、少しオーバースピードでコーナーに進入したり、少しラフなスロットル操作でコーナーを立ち上がり掛けると、”ズリッ!”と後輪が滑り、慌ててカウンター・ステアを当てるものの、大抵はステアリングを戻す操作が遅れるので、所謂”おつり”を貰う羽目になってクルマの挙動が乱れ、「ヒョエーッ!」と、恐怖に駆られた叫び声をあげずには居られなくなるのだった。

幸いにも、お昼の食事休憩中に雨は止み、午後は曇天ながらもコースはドライ・コンディションとなったので、午後の走行は午前中の丁寧な運転操作を踏まえた上で、より速度域を上げての走行練習をすることができた。(ヒール&トウを使った) シフト・ダウン + 減速 (ブレーキング) を滑らかに行う、というのが、沢山あるオヤヂの課題のうちの、今回の重点項目の1つだったが、インストラクタのI氏やS氏からは、以前に比べてだいぶマシになった、という具合にお褒めの言葉を戴くことができた。しかし、”以前に比べて”という但し書き付きなのがポイントで、要するに「まだまだ」なのである。シフト・チェンジは(ダウンもアップも)相変わらずぎこちなく、ブレーキングも初期制動力の立ち上がりが遅く弱いので、コーナリングの最中にブレーキ・ペダルを”踏み直し”てフロント荷重を調節せねばならず、それが原因でブレーキの”抜き”も円滑にできない、という状況に変わりは無い 😥 。参考までに、I氏とS氏の見本(軽目のアタック)走行でのタイムは夫々 1’09″124と1’09″729で、オヤヂの精一杯のベスト・ラップ・タイムは1’09″990だった。

ところで、SSDSの常連さんであり、Porsche 996 GT3でご参加のM氏は、レーシング・ドライバの木下みつひろ氏が積極的に開発に携わったという、Hankook TireのVENTUS TD (Sタイヤ)を装着なさっていたが、このタイヤが実に素晴らしいらしく、S氏もI氏も絶賛していらっしゃった。インストラクタの方々は1分7秒台、最近めきめきと腕を上げていらっしゃるM氏も楽に1分8秒台で周回を重ねていらっしゃったのは、流石である。

今回は、これまた初の試みとして、997 GT3 RSにルーフ・キャリアを装着し、リアのスペア・タイヤを積載してオヤヂはサーキット入りした訳であるが、午前中は雨だったし、午後もそれほど頑張って周回を重ねた訳ではないのに、予定通りにタイヤをほぼ使い切る結果になったので、サーキットを離れる前に、リア・タイヤを交換した。今後は、この手が使えることが実証できたので、まずはメデタシ、メデタシ。 :mrgreen:

サーキット走行終了後は、二本松市内の温泉宿「智恵子の湯」に宿泊し、夕食後には二本松の駅傍の中国パブ(実際に働いていたのは何故かフィリピン人女性ばかりだったが…)に繰り出したり、パブから帰った後も部屋でビールを飲んで妖しい話を続けたりと、本当に楽しい1日だった。

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