今年のBeaujolais Nouveau

今日はBeaujolais Nouveauの解禁日(11月の第3木曜日)である。ここ数年、我家ではTaillevent (タイユヴァン) のBeaujolais Villages Nouveauを纏めて取り寄せ、解禁日当日に飲んだあと、ワイン・セラー内で暫く寝かせながら、例えば1ヶ月、或いは半年後の、味の変化を楽しむ、というような飲み方をしてきた。けれども、今年は予め注文しておくのをうっかり忘れてしまったので、気付いた時にはTailleventのBeaujolais Villages Nouveauは当然ながら既に売り切れ。仕方無しに、Giles de Lamoire (ジル・ド・ラモア) のBeaujolais Villages Nouveau GOLDというのを、初めて頼んでみた。

届いたボトルは、その名の通りGOLD: 驚きのキンキラキンである。通常、ワイン・ボトルは遮光性の色付ガラス瓶であることが多いが、Beaujolais Nouveauに限っては無色透明なガラス瓶のこともあるくらいなのに、このGOLDボトルの場合は、中身が全く見えない。勿論、持ってみれば空でないことは判るが、果たして本当に赤ワインが入っているのか否かは、栓を抜いてみるまで確かめようが無い。

で、恐る恐る(?)栓を抜き、キンキラキンのビンの中身をワイングラスに注いでみると、ちゃんと赤ワインに見えたし、香りも赤ワインだったので、ひとまず安心。そして一口飲んでみると、おっ、意外にいけるジャン? 普通、Beaujolais Nouveauというと、いかにも若く(=熟成が不完全で)、しかもやや薄目の、葡萄ジュースに毛が生えた程度の飲み物という印象がオヤヂには強い。そういった飲み物の中にあっては、TailleventのBeaujolais Villages Nouveauは薄さは感じられず、尚且つ購入後にワイン・セラーで熟成させると、それなりにまともなワインの味になってくるのが気に入って、ここ数年の我家の定番になっていたのであるが、このGiles de LamoireのVillages Nouveau GOLDは、TailleventのVillages Nouveau程の”重み”はないものの、逆にその軽さが調度良く、飲み易いながらもきちんとしたワインとしての味が感じられる: 普通のワインとして充分に味わいながら飲むに足る代物だった。今年のGiles de Lamoire Beaujolais Villages Nouveau GOLDが偶々出来が良いのか、それとも毎年それなりにアタリ/ハズレが無いのかは、オヤヂには不明だが、瓶の外見はともかくも、中身はちょいと気に入った。

キンキラキン・ボトル繋がりで、序でにイタリアのスパークリングワイン、Vino dei Poeti Spumante Bottega Goldも頼んでみたが、こちらのキンキラキンも(ちょいと甘いが)悪くはなかった。 😀

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