氷上運転訓練2日目終了(@フィンランド)

FinlandのLaplandでの氷上ドライビング・レッスンが2日目を迎えた。午前7時から朝食を摂った後、昨日同様に午前8時には車(Audi S5 Sportback: Supercharged 3.0 liter engine [333 hp])に乗り込み、凍結湖に向う。

レッスンも2日目ともなると、走行コースの距離も伸び(1周約3km)、走行速度域も高くなる。昨日は、7速あるギアのうち、2速ギアしか使わず、速度も20-40km/hで走行することが殆どだったが、本日は3速ギアまでシフトアップし、速度も80km/h程度まで出せる区間があったりするのだ。昨日よりも、カーブ(コーナー)の曲率が低く、コース幅も広いところが多い上に、短い直線区間まであったりする為だが、摩擦係数(μ)の低い氷の上で走行速度を上げると、低速度域の走行に比べて、運転操作としては、俊敏さ、正確さ、繊細さが、より高い次元で要求されるようになる。低μ路では、曲がり難く、止まり難いのだから、車の動き(の変化)をより敏感に感じ取り、尚且つコースを”先読み”しながら、より繊細且つ正確に運転操作をするように心掛け、もしも運転手の意図と違う動きを車がし始めたら、即座にそれを感じ取って、俊敏且つ正確な(そして勿論適切な)対策を取らなければならない。ブレーキングの遅れ、ステアリングの切り始めの遅れ、カウンターステアリングの遅れ、そしてオーバーアクション、etc.は、全てが命取りになる。即ち、昨日よりもより深く激しく雪の壁に突き刺さり、広大な氷原の遥か遠くにいるトラクターの救助が受けられるのを、延々と待ち続けることになるのだ。その寂しさ、悔しさ、情けなさといったら…。今日のオヤヂは、午前と午後に其々1回ずつ、トラクターのお世話になり、名札に穴を合計2つ、開けられた。しかし、負け惜しみを言う訳ではないが、俊敏・正確・繊細・適切な運転操作ができる確率は、以前よりも上がって来ているとは思う(昨年迄はその確率が1割にも満たなかったのに、今年は5割は超えているかな、と)。

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