アトランティック・レーシングのドラトレ@ツインリンクもてぎ

ツインリンクもてぎ教習所 一昨日、エビス西サーキットでクルマ遊びを堪能したばかりではあるが、本日は、Aston Martinの正規販売代理店である(株)アトランティック カーズの一部門「アトランティック レーシング」主催のドライビング・レッスンに参加するため、栃木県のツインリンクもてぎサーキットまで、「こだま」さんと一緒に出掛けてきた。こだまさんはAudi R8 4.2FSI quattro、そしてオヤヂはLamborghini Gallardo LP560-4での参加である。

「プログレッシブ・スキルアップ トレーニング」と銘打たれた今回のドライビング・レッスンは、ツインリンクもてぎ主催のドライビング・レッスンに、アトランティック レーシングが集めた顧客の”グループ”が参加する形を取っている。そして、Aston Martinのディーラーの顧客が参加する形ではあるが、Aston Martin社製の車の所有者に限らず、誰でも参加することができるのがミソだ。蛇足だが、朝のブリーフィング担当の、ツインリンクもてぎのスタッフの顔を拝見して、オヤヂはちょっと驚いた:十数年前にオヤヂが鈴鹿サーキットでHonda NSXのドライビング・レッスンを受講した際、インストラクタ(のアシスタント)を務めていらっしゃった方が、今回の主任インストラクタだったのだ。ブリーフィングのあとで尋ねたところ、ツインリンクもてぎも鈴鹿サーキットも共にHonda系のサーキットなので、相互の人事異動は珍しくないそうだ。いやぁ、偶然とはいえ、懐かしかった!

ところで、アトランティック カーズ社長の野原氏は、Lotus Exige Sで全日本ジムカーナ選手権にフル参戦をなさっている程、ドライビング・スキルに秀でた真のクルマ好きの方なので、今回のイベントを企画してくださった経緯がある。Aston Martinの顧客に限らず、広く一般のクルマ好きとの付き合いも持ちたい、そして、その過程で、Aston Martinの魅力の啓蒙活動もしたい、という素晴らしいお考えの方なのだ。そして、アトランティック レーシングのスタッフもまた同じ志の方々ばかりなので、本当のクルマ好きが集まった”同好会”の如き雰囲気の、まことに素敵で居心地のよいドライビング・レッスンであった。

オヤヂは、ドライビング・レッスンというと、ずっと昔にHonda主催のNSX Owner’s Meeting, そして最近ではAudi主催のAudi Driving Experience (ADE)くらいしか参加経験が無い(LamborghiniやSuper Sevenのドラトレも1回ずつは参加させて貰ってはいるけれど…)が、Honda(ツンリンクもてぎ)主催の今回のドラドレは、ADEでお馴染みの低μ路でのブレーキングや旋回にしても、ADEとはまた趣旨が一味違っていて、大変勉強になったし、南コースで全開走行を堪能できたのもとても楽しかった。(※ そういえば、5xの深尾/羽石 両氏からは、LP560-4のリア・ブレーキ・キャリパのオーバーホールが必要だし、リア・ブレーキ・ロータも、摩材が摩滅し切って基盤が出てしまったパッドで削られて凸凹なので、要するにリア・ブレーキ・ユニットが”不完全”な状態だからスポーツ走行は厳禁、と言われていたのを、オヤヂはすっかり忘れていたなぁ…[汁]。)

Aston Martin 今回のドラトレには、アトランティック カーズからAston Martinの2ドア Coupeである V8 Vantage Sと4ドア”Coupe”であるRapideがデモ走行用に持ち込まれていたが、V8 Vantage Sには南サーキットで試乗させて戴き、全開走行を体験することができた。フロントにV型8気筒4.7Lという巨大で重そうなエンジンを積んでいるとは思えない、とてもニュートラルな前後バランスで、フロントがスッ、スッ、と軽々と自然に向きを変えてくれるのが印象的だった。最高出力321kW(436ps)/7,300rpm、最大トルクは490Nm(50.0kgm)/5,000rpmを発生する、とカタログに謳われているところから想像される程の力強さや過激さには欠けるが、お洒落な紳士が汗をかくことなく乗りこなしてみせるのにはうってつけのスポーツカーである。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です