昨年に続いて、今年も妻とオヤヂはAudi Driving Experience (ADE)＠蓼科（長野）に参加した。氷結した女神湖上でのAudi車のドライビング・レッスン受講は2度目であるから、初めてであった昨年と比べればずっとリラックスして運転が出来た気がする。但し、1年間の運転技術の向上は殆ど感じられず、例えば、”Quattro Dance”では、昨年同様に「カウンターが遅い！」という厳しい指摘をイケメン金子インストラクタから受けまくってしまった。

Quattro Danceとは、ステアリングを切りながらアクセルをオンすることでリアを滑らせ、（アクセルをオフにしながら）すかさず反対にステアリングを切り（カウンター・ステアを当て）、アクセルをパーシャルにオンすることで駆動力を前輪にも掛けて前進する、ということを繰り返すことで、クルマの鼻先を中心にしてお尻を左右に振りながら、恰もダンスをするようにして真っ直ぐ前に進む、という高性能四輪駆動のAudi車だからこそ可能な高度な運転テクニックなのであるが、オヤヂはこれが下手で困る。妻は理屈よりも感覚ですんなりQuattro Danceが出来てしまうらしく、初体験だった昨年からオヤヂよりも上手にAudi A4を躍らせていたし、今年もやはりオヤヂよりも上手だったのが悔しい。まあ、今のオヤヂはドライ路面（しかもTVゲーム上）でのFerrari F430ドリフト走行専門ということで、勘弁して貰おう。

それはともかくとして、ADEではインストラクタの方々の適切なワンポイント・アドバイスが戴けるので、「次はこうすれば巧くできそうだ」という気にはさせて貰えるのが嬉しい。擬態語や擬音を駆使して（理論に裏打ちされた）感覚での理解を助けてくださる斉藤チーフ・インストラクタの指導も捨て難いし、笑いのツボを押さえながらも厳しい指導姿勢の金子インストラクタや、女性らしい優しい心遣いの飯田インストラクタもいいのだが、特に妻のお気に入りは、熱血指導タイプの吉崎シニア・インストラクタと理論派の井野インストラクタかな。クールな田部インストラクタ・マスターの御指導も、大歓迎ですヨ。

今夜は帰宅せずに、女神湖近隣の白樺湖畔にあるペンションで一泊だ。