クルマの仕上がりは凄く良いという噂のLotus E20を駆り、実際チームメイトで同じく2年のブランク(その間もRenault F1チームのテスト・ドライバは務めていたが)を経てF1レースに復帰した、圧倒的にRäikkönenより格下の筈のRomain Grosjeanが予選3位という好結果を残していながら、Räikkönen自身はまさかの予選Q1落ちとは！? オヤヂは、Räikkönenの”無関心”を装ったクールな態度、現役F1ドライバーの中ではFernando Alonsoと並び称される(とオヤヂは信じている)卓越した運転技術、そして無類の酒好きな点、全てが大好きだ。何とか早く「現在の」F1マシンに慣れ、若造どもを蹴散らしてポディウムの常連に復帰して欲しいものである。そして再び、シャンパン・ファイトの最中に１人でシャンパンをがぶ飲みして見せて欲しい！

ところでオヤヂは、RäikkönenがLotusの主席ドライバとしてF1に復帰する、というニュースを聞いた際には、昨年までのチームLotusの事だと思っていたのだが、実は違うんだネ(汁)。昨年までのLotusはCaterhamが買い取ってチーム名にもCaterhamが冠せられるようになり、昨年まではRenaultの名前がチーム名に残っていた元来のToleman (後のBenetton)をLotusが買い取って(昨年から既に出資社の１つだったが)、チーム名がLotusになったらしい。紛らわしいけれど、”今迄の”Lotusではなく、嘗てのBeneton→Renaultだと聞けば、元来実力のあるチームだけに、今期のチームの躍進(トップチーム返り咲き)と、Räikkönenの華々しい活躍に期待が持てそうな気がしてくるというもだ。

ここでふと気付くと、オヤヂにとって驚愕の事実が判明。一時期、F1のエンジン供給は、供給元1社に対して原則1チームに限る、とされていた筈だが、畢竟そんなルールは元々無かったかの如く、気付いてみれば今年のエンジン供給元は僅かに4社である(全12チームに対して)。Mercedesエンジン搭載チームはMercedes, McLaren, Force Indiaの3チーム、Ferrariエンジン搭載がFerrari, Sauber, STRの3チーム、CosworthエンジンはMarussiaとHRTの2チーム、そしてRenaultエンジン搭載に至ってはRed Bull Racing, Lotus, Williams, Caterhamの計4チームだ。FerrariやMercedesと異なり、市販車ではスーパーカーの製造販売をしていない会社なのに(傘下の日産がGT-Rを売ってはいるが)、気が付けばお宅もルノー？の如き感じで、Renault恐るべし！