Audi A6 2.8 FSI quattro, いいです!

今日から職場復帰してみた。背骨と右手の骨折が完治していない儘で出勤するに当たって、自転車に乗れないのは勿論であるが、愛車の座席はバケットシートであるために、乗り降りの際に腰や背中に負担が掛かりそうだし、マニュアル・シフトでもあるので、それを運転する自信は無かった。そこへ偶々、アウディ・ジャパンから、先頃A6シリーズに新規追加となった2.8 FSI quattroの、無料モニタ・キャンペーン実施中の通知が届いた。そこで、”駄目元”でディーラーの我家担当者であるM氏に電話をしてみると、即刻貸出、しかも期間は一週間もの長期、という条件を快諾して貰えた。しかもその間、RS4を人質代わりに預けておくことで、新車登録後1年の法定点検を無料で行なっておいてくれる、というおまけ付だ。ありがたや!

そこで早速、Audi A6 2.8 Avant FSI quattroを借り受けた訳だが、このクルマが素晴らしいのだ。今年度のAudi Driving Experienceのスクール・カーの一部がA6 4.2 FSI quattroであるから、妻もオヤヂもA6には一応馴染みがある。その乗り慣れたA6、だけれども小さめのエンジンを積んだ”廉価版”モデル(といっても車輌価格はSedanが628万円、Avantは654万円、と充分高価だ)なので、力不足だろうと高を括っていたのだが、乗り込んだ途端にそんな予測は誤りであったことを痛感させられた。勿論、流石にガス・ペダルを床まで踏み込んだ際(急発進や上り坂)には、より大きなエンジンのモデルよりも緩やかな加速しかしないが、通常の運転をする限りでは、ガス・ペダルの踏み具合と、それにより予想される加速具合が、オヤヂの感覚と合っているので、厭な感じは無く、しかも他のクルマよりは充分に速い。ハンドリングや安定感、そしてブレーキ性能も、まさしく上級のAudi品質そのもので、自分でステアリングを握った時には勿論のこと、妻の運転する助手席に乗った時でも、心地よい満足感を得ることができるのだ。誰にでも自信をもってお薦めできるクルマだ。

但し、ドイツ本国では既にデリバリーが開始され、日本にも来年には導入されるであろう新型A4は、よりA6に近付き、場合によってはA6を凌駕するような点も加わったような、素晴らしい仕上がりを見せているようで、既にカテゴリー(対抗車としては、Mercedes CクラスやBMW 3シリーズ)中最高の呼び声も高い。A4 3.2 FSI quattroとA6 2.8 FSI quattroでは、どちらを買うか迷いに迷うユーザも多数出るのではないか、とオヤヂは今から要らぬ心配をしてしまうのであった。

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