「窓」か?

仕事で毎日使うモニタ(生体情報測定機器)の、OS (operating system)のアップグレード・サービスを受けた。BIS(Bispectral Index) monitor A-2000という奴で、販売・製造元は、本社を米国マサチューセッツ州に置くAspect Medical Systems, Inc.だが、我が国では日本光電工業株式会社が取り扱っている。

発売当初の製品名がA-2000だからか、AspectはBIS monirotのOSをWindowsに擬えたいらしく、暫く前に”XP Platform”と題してversion upしたOSをリリースし、最近ではハードウェアのversion upも含めた”VISTA”製品群をリリースしている。

さて、オヤヂの職場である民間施設と、近所の公立施設は、何年か前、時期をほぼ同じくしてA-2000を購入した。それはよいのであるが、近所の公立施設では、その後にXP Platformがリリースされるや否や、頼みもしないのにOSの無償アップグレードを受けたという噂を、オヤヂは最近耳にしたのだ。PCのOS(特に「窓」)の場合、最新版が最良とはオヤヂは思わないが、A-2000のOSの場合は、XP Platformになって対ノイズ耐用性が格段に向上したという謳い文句はオヤヂもしばしば耳にしていたし、旧版OSのノイズに対する脆弱性にはオヤヂも頭を痛めていた。そして、Aspectが、自社製品の欠点をきちんと掌握し、対策を施したことは評価に値すると思うし、日本光電が無償アップグレードを敢行したことも大いに評価したいと思う。

しかし、許せないのは、同時期に同製品を購入した2つの施設に於いて、片方にのみ無償アップグレードを施し、他方を無視したことである。 👿 片方が天下の公共施設で、他方は取るに足らない民間施設だからか? 百円均一ショップで買える程度の商品なら、簡単に買い換えることもできようし、がたがた騒ぎ立てる気にもなるまい。しかし、定価が1台2百万円と、百均ショップでは売られていない類の商品である。また、公共施設がその製品を何十台も購入した大口顧客である、というのならまだしも、先方もオヤヂの施設と同様に1台のみしか購入していないことも判っている。なのに差別されるのは何故だ?! 断じて許せん!!!

ということで、日本光電に正式に抗議をしたところ、オヤヂの勤務先の製品のOSも、XPへの無償アップグレード・サービスを受けられることになったという次第だ。まあ言ってみるもんだね、という落ちにしてもよいのだが、公共施設では頼みもしないのにサービスを享受できたのに、オヤヂのいる民間施設では頼まないと無視された、という事実は残るし、今後も同様のことが起きないという保証は無い。…厭な社会である。

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