マセラティは如何?〜 その2 〜

今朝出勤途中、Maserati Quattroporte Automaticのメーター・パネルに”Suspension controller system failure! Go to a dealer slowly.”という黄色の警告が画面一杯に表示され、同時に警報が鳴り響いた。驚いてコーンズに電話をすると、3時間後には代わりのQuattroporte Automaticがキャリア積載で到着、故障したクルマとの入れ替えとなった。
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以前のクルマの色はGrigio Granito、今のクルマはBordeaux Pontevecchioだ。前者も如何にも高級車っぽい色で悪くないどころか充分素敵だったが、後者はその高級感に加えてパーソナルな感じ(=公用車とか社用車ではなく、飽く迄も個人用の自分で運転する為のクルマの感じ)がして、とても良い。

それと、運動性能を中心としたクルマの性格が、完全にベツモノになった。Jaguarにこそ相応しいような形容詞になってしまうが、まさしく”豹変した”と言っていい。エンジンの吹け上がり、音、加速感、ハンドリング、(高速)直進安定性、どれも素晴らしく、特に直進安定性が先頃までの車両とは全然違っているので、安心して速く走れるようになった。今にして思えば、あのクルマって、始めから壊れてたんじゃないのぉ〜ッ?と疑いたくなる気分だ。

ところで、改めてカタログを何気なく眺めていて初めて気付いたのだが、エンジン・オイルはドライ・サンプで供給されているらしい。ドライ・サンプで低重心化されたエンジンを、フロント・ミドシップ・レイアウトで搭載するマセラティ・クアトロポルテ。恐るべきセダン(サルーン)だ。(※注: 今回新規追加の”Automatic”というグレードに関しては、ドライサンプではなく、通常のウェットサンプに変更されたようだ。)

因みに、ブレーキ・ペダルは吊り下げ式だが、ガス・ペダルは床生え式で、これも本格的なスポーツカー・ライク。
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また、ブレーキ・ペダルから脚を離し、ガス・ペダルを踏み込むまでの数秒間はブレーキが利いた儘になる、”Hill Holder”という機構は、所謂坂道発進の際に安心だし、駐車の際の切り替えし時にも便利だ。

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