今年のボジョレー・ヌーボー

Beaujolais_Nouveau_Box 今日は今年のBeaujolais Nouveauの解禁日。オヤヂは、世の潮流にそれほど敏感なわけでもないし、大のワイン好きというわけでもないので、何が何でも解禁日にボジョレー・ヌーボーを飲みたい、とは思わないのであるが、オヤヂより数段ミーハー度の高い妻の影響で、ここ何年かは結果的に解禁日に飲んでいる。けれども、オヤヂの感覚では、Beaujolais Nouveauというのは未熟で薄い、恰も葡萄ジュースの如き飲み物、であって、ワインだと思って飲んではいけないモノ、である。

只、そういう特殊な飲み物の中にあって、Taillevent (タイユバン)のBeaujolais-Villages Nouveauだけは、ちょっと異質というか、他の蔵元のモノに比べて少なくとも濃いのが明らかなので、まあ許せる気にはなっていた。但し、薄くはなくとも未熟ではあって、解禁日に開栓して飲むと、いかにも若く、お世辞にも美味しいと言える代物ではなかった(※飽く迄もオヤヂ個人の感想である)。それなので、我家では数本纏め買いしておいて、セラーで暫く寝かせながら、何週間かに1本ずつ開栓する、という変則的な(?)飲み方をしている。解禁日から日数を経るにつれて(熟成が進み)、徐々に変化する味が楽しめるからだ。

Beaujolais_Nouveau_Bottle 一方、TailleventのBeaujolais-Villages Nouveauには、Premium Reserveという限定醸造品があり、これは通な人々の間では人気らしい。しかし、流石に人気の限定品、ということで、これまでは気付いた時には既に予約完売状態で、我家では未だ味わえたことはなかった。ところが今年は、妻が気を利かせて早めに予約をしておいてくれたので、5,000本限定醸造のTailleventのBeaujolais-Villages Nouveau Premium Reserveの1本を解禁日に味わうことができた次第だ(因みにもう1本あるので、例年通り、暫く日を経たあとの味も試せる)。

結果は、驚きだった。文字通りPremium Reserveの名に恥じない、きちんとしたワインだった。箱に入り、コルク栓の上に更に蝋で封をしてあるのは、伊達ではない、という感じ。う~ん、悔しいけれど、ミーハーな妻に感謝だ。 😛

今年のボジョレー・ヌーボー」への2件のフィードバック

  1. 結婚していると相手の興味のあることに付き合わされて
    いつの間にか視野が広がることってありますよね。

    私は主人が今沖縄にいて行政の仕事をしている関係で
    沖縄について特に基地問題について考えること多くなりました。

    若い奥様をお持ちのよしくん。きっといろいろ触発されることも多いのでは
    ないでしょうか?
    二人でいろいろなことを楽しめるといいですね♪

  2. 配偶者(一般には妻)のことを、”better half”という言い方をするでしょう?
    確かに、妻の支えが無いと生きて行けない夫というのは世の中に多い
    のでしょうし、うちの妻も、生物学的にも”人間”としても明らかに小生より
    優れておりますので、色々と気付かされることは少なくありません。

    しかし、それは彼女が「若い」からである、というのは認めたくないです
    ね。好奇心の強さや、視野の広さは、年齢とは無関係です、と言い切り
    たいです(笑)!

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