Suicaでグリーン車は凄い!

本日は、(通勤用)普通列車に設定のある「グリーン車」に、生まれて初めて乗ってみた。しかも、駅のプラットフォームでSuicaにグリーン料金をチャージした上で乗車するという仕組みも、生まれて初めて使ってみた。本当に全てが生まれて初めての体験だったが、予想以上にハイテク機構が駆使されていることが判り、半ば感動した。

当然のことながら、不満は山程ある。まず、Suicaについての案内が根本的に不足している。新規にSuicaに加わった機能(新たにSuicaでできるようになったこと)については、駅構内のポスターや列車内の吊広告などで宣伝しているが、初めてSuicaを買おうと決意した場合にどうすればよいのか、とか、畢竟Suicaでは何ができて何がお得なのか、更に、あるとすればネガティブ・ポイントはどこか(例えば、カード保証金500円が必要なこと)、等の具体的な案内表示が一般的には見当たらない。

不思議なことに、車内でグリーン券を買おうとすると駅で買うより高い、というのも、駅ではハッキリと表示されてはいないようだ(少なくともオヤヂは気付かなかった)し、車内でもその旨が英語でばかり繰り返し放送されており、日本人向けのアナウンスは皆無に近い。通勤で毎日JRを利用する日本人達にとっては、常識と言えることなのかもしれないが、オヤヂの如く、ごくたまにJRを利用するだけの日本人だって居るし、逆に毎日利用する外国人だっているだろう。しかも、外国人とて英語を母国語とする人々ばかりではない。”But please note that the price of a green-car ticket is lower when you buy it at the station before on board.”などと鼻に掛かった女性の声でアナウンスがあっても、”へえ、さいでっか!?”と思っている人が殆どだとは信じ難い。この類の、一部の人間の視点のみに基づいた紋切型の案内、というのは昔からJRに有り勝ちだったが、いい加減に何とかして貰いたいものだ。

しかし、それらの不満を取り敢えず棚上げすれば、Suica+グリーン車システムの完成度は非常に高いと思う。Suicaの案内表示/放送を考えている人は、相当お莫迦としか言いようが無いが、Suicaの利用システム(方法)を考案している人は、実に賢いとしか言い得ない。プラットフォームでSuicaに記録された情報を、駅改札と同様の非接触式読取装置で解読し、停車駅情報(列車扉の開閉と連動)と組合わせて表示灯の色を変える、なんてハイテク芸当をやっている旅客鉄道は、世界でも日本のJRのみではないか?実に素晴らしい!

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