また鍋を買ってしまった。オヤヂは猫舌なので、料理としての”なべもの”は苦手だが、調理器具として鍋を使うのは好きで、結果として鍋を買うのも好き（=比較的沢山／頻繁に鍋を買う）ということになる。

現在のお気に入りは、仏蘭西のCRISTELという会社の製品だ。そう言えば（余談だが）、1970年代には一世を風靡したSilvia Cristelという仏蘭西人女優がいたなぁ。当時小学生だったオヤヂには、彼女の美しさ（色香）は到底理解不能だったが、今なら凄く理解できてしまうのは当然か(?)。

それはともかく、この鍋の特徴は色々ある。が、最も大きな特徴の１つは、重ねて収納可能、ということだろう。今回買ったのは、ちょっとお値段の張る、直径24cmのもの（写真左）だが、他の大きさでも、形状が同じものなら、総て重ねて１つに纏めることができる（写真右）ので、収納庫には、最大の鍋１個分のスペースさえあればＯＫということになる。少し本格的に調理をしたいと考える際には、大小様々な大きさの鍋を駆使したくなるものだが、この鍋なら幾つあっても邪魔になることがないのは、素晴らしいと思う。

しかも取っ手（ハンドル）が２種類装着可能で、長い棒状のものを着ければ片手鍋、耳状のものを２つ着ければ両手鍋として使える。蓋も、透明なガラスと、ステンレス製の２種類が用意されているので、使い分けが可能だし、野菜を茹でたり、蝦・蟹を蒸したりする際に便利な内部籠もオプションで装着可能と、１つの鍋を様々な用途で使い分ける楽しみを演出できるようになっている。勿論忘れてならないのは、オール電化の我家向けに、IHクッキングシステム対応だ。

同様の製品は、例えば同じ仏蘭西のT-FALからも出ている。こちらは、ハンドル装着用の座金が付いていない、ツルッとしたタイプで、密閉用のプラスチック製の蓋が付属しているので、調理後の食品をその侭（=その鍋に入れた侭）密封して冷蔵保存すること等が可能になっている。また、鍋全体が黒い特殊塗装で覆われているので、電子レンジ（勿論オーブンも可）に入れて調理することもできるし、勿論IHクッキングシステムにも対応している、優れモノだ。オヤヂはこちらも一通り揃えてある（けれども、場所を取らない！）。しかし、何分にも真っ黒なので、お洒落さにはやや欠ける気がする。従って、銀色に光り輝くCRISTELの方が、オヤヂは好きだ。