紙錠?!

以前からオヤヂは、「ーパー・ロック」という言葉(表記)を見聞する度に、不思議に思っていた。ブレーキ・フルイドの温度が上がり過ぎ(沸騰し)た際に発生する気泡のせいで、ブレーキが効かなくなる現象のことを指す、と自動車運転教習所でも習った気がするが、恐らく英語由来だと思われる単語を想起しても、意味が解らない。

ーパー乃至はイパーは、”paper”即ち”紙”であろうし、ロックは”lock”即ち”錠”或いは”留め(止め)具”のことであろうが、「紙錠」では全く意味をなさない。まさかロックが”rock”で、「紙と石(と挟み)」でジャンケンのこと、なんて冗句でもあるまいし、もしかして林家…( 😳 )?

などと、とにかく意味不明の言葉だと思っていたのだが、先日、ふとしたきっかけ(モータージャーナリストの斎藤聡氏の記述を読んで)から、ペイパーではなくて実はーパー、より正確にはヴェイパーなのだと気付き、漸く謎が解けた。そう、”vapor (vapour)”即ち”蒸気”だったのだ!ブレーキ液が沸騰して発生した蒸気が、緩衝材/堰き止めの役割をしてしまって、ブレーキ・システム内の圧の上昇を妨げ、結果としてブレーキが効かなくなる、ということなら、実に解り易い(斎藤さん、ありがとうございました)。誰だぁ、と最初に誤記した輩は(カトちゃん? 😳 )? お陰でオヤヂは、教習所以来四半世紀もずーっと悩み続けてしまったではないか!

因みに、ネットでちょっと調べてみると、キャブレター時代には燃料ポンプ内でもヴェイパー・ロック現象が起きる事が稀ではなかったらしく、必ずしもブレーキ・システムのみに使われる言葉ではないことも判った。何だかちょっと賢くなった気がする。 🙄

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