鯖水冷化

超久方振りにブログを書くことにした。内容は、管理人のNEWSに触れてある、”はまやさんち”運営サーバの水冷化工事について、である。

“はまやさんち”の運営用サーバは、CPUにIntel Xeon (2世代前のsocket604)を2個備えたタワー型サーバ専用機で、オリジナルは空冷CPUクーラも2個付いているものだから、それらのファンの音は、恰も常時電気掃除機を掛けているかの如くに煩かった。サーバを設置してある部屋では、その騒音故に同室内で人間が長時間作業をすることは不可能なため、期せずしてその部屋はサーバ専用室と化していた。サーバの発する熱で、サーバ専用室は冬でもほんのり暖かく、暖房要らずではあったが、夏はその侭では極端に暑く、自らの発する熱で鯖が焼け死ぬ恐れがあったため、猛暑の際には無人の部屋に冷房を入れ続けるというサービスが必要な日も希ではなかった。そうしてこの夏を乗り切った。

ところで、最近チェックしたところ、いつの間にかサーバのハードディスクの空き容量に殆ど余裕が無いことが判った。折りしも、OSの最新版が発表されたこともあり、ハードディスクの造設とOSのアップグレードを一度にやることにした。そして、どうせ代替機を立てて当該サーバを停止させるのだから、序にCPUの水冷化作業も施工することにした。

水冷化されたはまやさんちの本鯖

代替鯖へのデータ移行さえ恙無く行けば、ハードディスクの造設やOSのアップグレードは、既に幾度と無く経験済みであるから、難なくこなす自身はあったし、空冷パーツの交換も経験済みであったが、水冷パーツの取り付けは初めての経験なので、事前にネット検索で出来る限りの情報を収集した。しかし結局は、確信の持てぬ侭に、「適当に」部品をネット注文したに過ぎず、「ぶっつけ本番」「場当り」的な工事をする羽目になった。案の定、パーツの連結(=水漏が起きないようにチューブとコネクタ類を接続する作業)にはかなり苦労したが、サーバ専用機の巨大筐体は、拡張カード類を一切挿入していないと内部には大きな空きスペースがあり、大型ラジエイタや冷却水循環用ポンプも難なく収納可能で、最終的には水漏のしない立派な水冷システムを組み上げる事ができた。

水冷化を終えてリフレッシュされたサーバは、動作音もぐっと静かになり(但し、電源冷却用ファンやハードディスクの回転音などは未だにかなり気になる大きさだ)、順調に稼動している。

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