ブレーキ導風ダクト(Gallardo LP560-4)

先週の金曜日に富士スピードウェイ(FSW)でスピンして以来、よそでお泊まり中だったオヤヂのLamborghini Gallardo LP560-4が、本日戻って来た。サーキットからディーラ迄は、フラット・スポットのできたタイヤで走らざるを得なかったので、80km/hを超える速度での走行は結構大変だったが、今日は実に滑らかに走ることができた。やはりタイヤは丸くなくてはいけないのだ! :mrgreen:


導風ダクト1 ところで実は、先日のスピンの際に駄目になったのは、タイヤだけではなかった。周回をそれなりに重ねてブレーキが過熱しているところで、クルマがスピンをして、冷却走行ができない侭に急停止したため、ブレーキ・パッドが”燃えて”炭化してしまっていたのだ。Gallardo LP560-4でのFSW初走行後にも、純正パッドのタッチが怪しくはなったが、炭化する程では無かった。今回は、4輪ともに純正パッドよりも耐熱容量の大きい(作動温度域の高い)FERODO DS1.11を装着しての走行だったし、攻める走行を2周したあとは、ゆっくり目のブレーキ冷却走行を2周挟んで、再び攻める走行へ、という風に加減した積もりだったが、前回の走行時よりもラップタイムが上がった(=速度が上がった)為、ブレーキに掛かる負担が飛躍的に増加(※)し、しかも急停止してしまった、というのが痛かったのであろう。(※運動エネルギーは、速度の2乗に比例するのだから、運動エネルギーを熱エネルギーに変換する装置であるブレーキの過熱具合も、半端じゃなくなる筈だ。尤も、1コーナーへの飛び込み前の最高速度が、270km/hから280km/hへ増加したところで、その運動エネルギーの増加の割合は、{(2802÷2702)-1}×100≒7.5%でしかないが。)

導風ダクト4 とにかく、高価なタイヤのみならず、高価なブレーキパッドまでもが、たった1度のサーキット走行で駄目になってしまったことは、貧乏なオヤヂにとっては大打撃だった。Gallardo LP560-4でサーキット走行をする度に、毎回三十数万円の出費が嵩むようでは困るので、せめてブレーキ・パッドだけでももうすこし長持ちしてくれるようになってほしいという願いを込めて、ブレーキ・システム冷却用の導風ダクトを装着することにした。

今回は某R社E店のT氏にお願いして、ワン・オフで導風ダクトを製作・取り付けして戴いたのだが、オヤヂの予想を遥かに超えた、立派な導風ダクトが出来上がったので、オヤヂは大感激だ。Tさん、ありがとうございました! 勿論、再びFSWを走行して、実際に導風ダクトの冷却効果を確認してみないうちは、手放しで喜ぶ訳には行かないのだが、少なくとも見掛け上は、いかにも効果のありそうなダクトである。因みに、オヤヂのLP560-4での感触が良好な場合、T氏は製品化を検討することもあり得るらしい。Lamborghini Gallardoでサーキット走行をしている方々は、カーボン・セラミック・ブレーキを装着していない限り、大なり小なりオヤヂと同様の悩みを抱えている筈なので、皆この手の製品の出現を待ち望んでいるのではなかろうか? う〜ん、早く試験走行を実践してみたいものだ。

導風ダクト2導風ダクト3 左の写真をクリック(=拡大)して詳細を見ると、サスペンションのロウァ・アームに、アウディのマーク(Four-Rings)が刻印されているのが判る。やはり、兄弟車のAudi R8と共通部品なのだろうか?

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