サ、サトコがぁ!

オヤヂの家では、サトイモ科の観葉植物「フィロデンドロン Philodendron (流通名クッカバラ/オージー)」の鉢植えを、サトコと呼んで可愛がっていた。茎の部分が地表から約2 cmのところで、丁度女性の腰の如く括れている、なかなかセクシーな奴だった。ところが、今朝起きると、サトコの腰がポッキリと折れ、上半身(生い茂った葉の部分)が鉢から垂れ下がっていたのだ! 😯

最近、特に長い葉柄の先に大きな葉が付いたものが沢山茂っていて、いかにも上半身が重過ぎて腰に負担が掛かっていそうだとは思っていたのだが、まさか自然に折れてしまうとまでは、オヤヂも予想していなかった。

フィロデンドロンは、ちょっと不思議な植物で、葉柄の付け根付近の茎から根を出している(所謂”気根”)。茎の育ち方は、ソテツやヤシ科の植物(例: シュロ)の如くに、茎の中心部分からどんどんと葉が新しく出てきて、葉柄の根元が螺旋状に積み上がるようにして茎が上に伸びて行くので、葉柄の根元から出る気根は、空中に垂れ下がる形で下に伸び、やがて地面に潜る形になる。

今回は、そのフィロデンドロンの特徴が幸いしそうだ。というのも、サトコの上半身からは既に何本もの根が伸び掛けており、その根の先端がちゃんと地中に埋まるようにして、上半身を植え直してやれば、程無くして根から栄養を吸収できるようになり、下半身がなくともサトコは生き続けることができそうだからである。

サトコは、暫く前にはコザトを生んでおり(里芋の子芋と同様に、サトコの根元に瘤ができ、やがてそこから芽が出て葉や根が生えてきたので、オヤヂが瘤を切り取って植え替えてやったのだ)、コザトは順調に成長している。だから頑張れ、サトコ。 コザトを孤児にしてはならんぞ!

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