ブレードランナーの例の奴、買っちゃいましたよ。

一部の通の間では、熱烈な人気を今も誇る近未来SF映画、Blade Runner(監督:Ridley Scott, 出演:Harrison Ford, Rutger Hauer, Sean Young, Daryl Hannah, et al)の、10,000セット限定生産版、その名も「製作25周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション・プレミアム『ブレードランナー』」が昨年暮れに発売されていたことをつい最近知り、思わず買ってしまった。

これまでにリリースされた全てのバージョン(都合5枚)が、フィギュア(玩具)や解説ブックレット等と一緒に、専用ケースに収められた超豪華版だ。映画が描いた近未来と、我々が生きている現代とは、10年余りの差しかないくらいに近付いているのがなかなか興味深い。25年前に映画が予想した21世紀の姿と現実の21世紀の姿とは、残念ながら文明の発展速度も方向も異なっているのが明らかになってしまったが、25年前にこれだけ完成度の高い未来映像を描き切り、しかも非人間(擬似人間)を絡めたストーリーをこれだけ人間臭く語り切った、監督の手腕が素晴らしい。

俳優陣も全員が素晴らしく、特にRutger HauerやDaryl Hannahの魅力は語り尽くせないが、更に上を行くのが美し過ぎるSean Youngの魅力だろう。ちょっとお人形っぽく整い過ぎた顔立ちが逆に災いしてか、その後は特に出演作に恵まれていないが、本作ではその無表情な美貌が役柄にぴったり填り、本当に映えている。彼女は、Angelina Jolieに次いでオヤヂが好きな女優だ。

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