税率

先日の確定申告の際に、ふと(しかし当然のことに)所得税率に気付いた。

今回の確定申告は2006年分なので、所得税率も昨年分が適応されたが、 2007年1月からは、地方分権を一層推進する為に、税源が国から地方自治体に移譲され、それに伴って税率の改定も行われたそうだ。昨年までの所得税率は 4段階の累進課税(税率10-37%)だったが、今年からは6段階の累進課税(税率5-40%)になり、最高税率は昨年までの37%から40%へと引き上 げられた。どうりで、今年に入って手取りが数万円少なくなった訳だ(今迄理由が不明だった)。

一方で、住民税率も見直され、昨年度の累進課税制(最低税率5%;最高13%)から本年度は一律10%の定率課税制へと変更された。従って、最高税 率が適応されてしまうオヤヂとしては、昨年も本年も、所得税+住民税の税率は50%で変わらないことになる。昨年までは所得税にも住民税にも定率減税が あったが、それも上限が各々12.5万円と2万円、と大した額ではなく、課税対象額が所得税と住民税では多少異なるのものの、それが原因で昨年と本年では 税額に何十万円もの差が生ずるわけでもないだろうから、細かいことは気にしないことにしよう。しかも、所得税控除額は、昨年の249万円から今年は 279.6万円へと引き上げられたらしいので、尚更些細なことは気にしないでよさそうだ。

しかし、だ。畢竟、税率5割という事実がここに、敢然と存在する。5割ですぜ、5割!社会主義国でもないのに、稼いだお金の半分(の殆ど)が他人の 為に使われていると思うと、切ないなぁ。オヤヂもできることなら、「税金対策」と銘打って、スイスに住民票を移したり、モナコに住んだり、してみたいもの だ。だいたい、住民税は定率課税に踏み切った(拍手喝采!)のに、何故所得税は累進課税の侭なのよ(ブーイング!)。 😡

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