ランボルギーニ本社見学

Modena01Modena02 午前中のうちにパルマ (Parma) を離れ、Ferrariの本拠地であるMaranelloには寄らず(!)に、Ferrari傘下のMaserati本社のあるモデナ (Modena) を経由して、 サンタガタ (Sant’Agata Bolognese) のAutomobili_Lamborghiniランボルギーニ本社(Automobili Lamborghini S.p.A.)に到着した。

Lamborghini_SpA 通りに面した本社ビルは博物館になっており、ガラス張りの綺麗な建物であり、屋上に「Lamborghini」の看板があるが、敷地内に入る門は結構地味で、ファイティング・ブルのエンブレムも、注意してみないと見過ごしてしまいそうだ。それと、職員駐車場に駐められた車達を見ると、あれ?間違ってAudi本社に着ちゃったかな、と思いたくなるくらい、Audi率が高かった。Lamborghiniは1999年からAudi傘下に入ったので、ランボ職員はAudi車を職員割引で購入できるということだろうか? 流石に、ランボ車を通勤用に購入する社員は居ないようだ(汗)。Audiの群れの片隅にFIAT 500を停めて、オヤヂと妻は社屋内に入った。

Murcielago_LP670-4_SV02 そういえば、入り口付近に何気なく駐まっていたのは、先頃正式発表・公開されたばかりのMurcielagoの最新型、LP670-4 SV (superveloce)だった!

受付で、ひとしきり歓待を受けたあと、他の見学者に合流して、Lamborghini Museumの見学。初めてMiuraの実車や、Reventonの実車を見た!

Lamborghini_MiuraLamborghini_Reventon01 オヤヂにとっては、今夜から明日に掛けてのLamborghini Driving Academyへの参加が、今回のイタリア旅行のメイン・イベントなのであるが、続いてはそのAcademyへの参加メンバーの一部と合流して、生産工場の見学。現在は、Gallardo LP560-4とMurcielagoの2本の生産ラインが稼動中だが、工場内の写真撮影は一切禁止。

GallardoとMurcielagoの違いは幾つもあるが、最大の違いは、やはりエンジン。GallardoがV10に対してMurcielagoはV12というだけではなく、トランスミッションの位置も、Gallardoはエンジン後端に配置されてコンパクトに見えるのに対して、Murcielagoはエンジン前部に位置している。そのため、Murcielagoのエンジンは単に気筒数の2本分以上にやたらと長く巨大に見えるし、車体への装着作業も大変そうだった。その他にも、Gallardoは殆どの部品が、既にドイツで半分完成されており(Audi社製のシャーシやボディ、レカロ社製シート、etc.)、それを次々に組み上げて行くだけの作業を行っているように見えたのに対し、MurcielagoはもっとLamborghiniのオリジナル製品といった雰囲気が漂っていて、例えばシートに関しても、中身はSparco社製のバケットでも、傍で”素人っぽい”工員たちが一所懸命に牛革を縫製してシートを包んで”オリジナル”を完成させる、といった感じで、良くも悪くも手作り感が満載なのだ。

組み上げられつつあるMurcielagoの中の1台は、先頃発表されたばかりのLP650-4 Roadsterで、イメージカラーその侭の、グレーと蛍光オレンジのツートン・カラーの外装を纏っていた。いい色だったなぁ…。

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