素晴らしきかな、IHクッキング・システム!

自慢じゃないが(或いはこう書いていること自体、逆説的自慢話になるのだろうか?)、我家にはオール電化システムを採用してある。従って、家に纏わるエネルギーは文字通り全て電気で供給される。エネルギー源としての電気の価格が高いか安いかは別として、「オール電化」というのは、家のエネルギー消費を把握する上では非常に便利だ。電気の使用量さえ把握すれば、即ちそれが全エネルギー消費量と等しいからだ。power_index.jpg

実際には我家の場合、屋根に太陽光発電ユニット(the photovoltaic unit =PVU)が載っており、昼間(太陽の照っている時)は、PVUからの供給電力は消費電力の一部または全部と相殺され、もしも供給過剰になった際には、余剰分が”売電”される仕組みになっているため、些か複雑である。しかし、その出納バランスが数字とグラフで表示され、一目瞭然になるような便利な端末装置も備わっている為、この装置の表示パネルを見ながら電気を使う(乃至は使わずに節約する)のが結構楽しい。

ところで、オール電化に付き物なのが、IHクッキング・システムであるが、それがこれ程便利なものだとは、ガスコンロ使用者時代は夢にも思わなかった。五徳の無いツルッとした天板は、掃除がこの上なく楽だし、被加熱体(鍋やフライパン)以外は全く熱くならない(ガスコンロでは絶対に周囲も熱くなる)し、センサー機能とタイマー機能の併せ技で、電子レンジ感覚で焼魚まで全自動でできてしまう。湯沸しならともかくも、焼魚ですぜぇ、奥さん!その昔にそれなりの金額を投資して(ガスコンロ用に)揃えた、銅底の高級鍋セットが全て使用不能に陥ったと気付いた時には、オール電化を提案してきた設計者に対して陰で悪態を吐いたものだが、今は再びお気に入りとなった素敵な鍋セット(勿論IH対応)を使えるのが、大いに嬉しく、設計者に感謝している。

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